「諦めない心で」THE LAST MESSAGE 海猿 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
諦めない心で
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"海猿(映画)" シリーズ第3作。
DVDで3回目の鑑賞。
原作マンガは未読。
天然ガスプラント「レガリア」で事故が発生。大型台風が迫る中巻き起こる危機また危機にハラハラしながら楽しめた。
セットやCGのクォリティーが高く、リアルな迫力が醸し出されていた。3D上映を意識した画面づくりも興味深い。
韓国の救助隊はどうなったのだろうとか、いろいろ気になる部分はあったものの、期待どおりのクライマックスまで手に汗握り、ハラハラを持続させる脚本が素晴らしいなと思った。
仙崎大輔は諦めない。どんな危機にも敢然と立ち向かう。しかし、完全無欠のヒーローでは無いところに親しみが湧く。
新米潜水士の服部を鼓舞する姿には、これまでの彼の成長が反映されていて、過去の映像が脳内でフラッシュバックした。
環菜へのメッセージにも、夫として、父としての強い覚悟と深い愛情が溢れており、感動のあまり目頭が熱くなった。
完結編として構想されていただけに、人間・仙崎の集大成を見た。本作で終わっておけば後味が良かったかもしれない。
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