劇場公開日 2009年12月19日

「『マリと子犬の物語』とは、まったく別に考えるのが懸命」ウルルの森の物語 septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0『マリと子犬の物語』とは、まったく別に考えるのが懸命

2009年12月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

『マリと子犬の物語』のスタッフ・キャストが再結集。

そんな惹句に魅かれて行ってきました。
ただ、前作は、新潟の震災が絡む実話でした。
また、佐々木麻緒ちゃんの好演におう部分も大きかったので、
今作、主人公のモデルはいらっしゃいますが、ちょっとその辺りが不安でした。

公開前日には
日テレで『マリと子犬の物語』を
テレビで放送し、番宣もバッチリ。

さぁ、上映開始です。

☆彡     ☆彡

『マリと子犬の物語』とは
まったく別物と考えたほうがいいな
ラスト泣けたけど、激怒しちゃう人もいるんだろうなぁ

この3行に尽きます。
まず、メインの子役さん。
やはり、佐々木麻緒ちゃんと
比べると、実力差は明らか。
感情表現の引き出しは、多数感じられたんですけどね。

ラスト(クライマックス)も
“嘘”許せるか、許せないかギリギリでした。

ここ、『マリ~』を期待していた人は、
創作がバレバレで許せないと思います。
わたしは、予告編でこのシーンのさわりが
流れていましたので、許せて、結果落涙へと
つながりましたが、ドン引きする人も出る気がします。

どうしたの?って感じたのが、
久石譲さんの音楽。仰々しすぎて、
音楽のせいで、しらけてしまう場面もありました。

船越さんは、さすがですね。
実際にいらっしゃる獣医が
今作のモデルになっていますので、
治療後、野性に返す苦悩がよく伝わってきました。

☆彡     ☆彡

舞台が北海道ですから、
自然の風景は美しい。ラベンダー畑は鉄板ですね(笑顔)

ちょっとファンタジックなストーリー、
そう期待して行かれるのが懸命だと思います。

septaka