あがた森魚ややデラックスのレビュー・感想・評価
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ご本人によるトーク&ライブがあり、ゃゃデラックス
映画だけを観に行ったつもりなのに、ご本人によるトーク&ミニライブが有り、ゃゃデラックス。
ミニライブで歌ったのは2曲。
“港のロキシー”と、もう直ぐテレビで放送されるドラマの中で歌ったとゆう北島三郎の“函館の女”。
途中からマイクを通して歌うのが煩わしかったのか?地声で歌い出す。小さい劇場なので問題は無さそう。
“函館の女”は、ギターだけ聴いていたら、何の曲だか解らないかも(笑)
映画は還暦を迎えたあがた森魚が、1年間を掛けて、北海道から石垣島まで。最後は東京でのライブを追い掛けたドキュメンタリーです。
時々怒り出したりするあがた森魚。
映像では一切の説明が無いので、映像から得られる色々な情報を基に、観客が自分で想像する様になっています。
この辺りはおそらくですが、森達也が監修を務めているからでしょうか?
(全ての観客に)手の届きそうな会場をこまめに廻るこのツアー。上映館のシアターN渋谷も狭いんですが、その半分にも満たない広さと感じる会場が実に多い。
従って観客の数はどこでやっても、20人入るかどうかと言ったところ。
でも、最後の東京公演だけは、九段会館とゆう由緒正しき会場なので、ゲストも多彩な顔ぶれ。
矢野顕子はとても良いアクセントになっているし、緑魔子は正に小悪魔(最初誰だか気付かなかった)。そして一番面白かったのは鈴木慶一です。
その昔には一緒にバンドを組んでいた旧知の仲だけに、本当は言いたい事は山積み有るのに、それを押し殺して、「もう良いわ、全て“ネモ船長”に任せるわ」って感じだったのが面白かった。
似た様な作品として『タカダワタル的』が有るが、あちらはまるで“仙人”の様な雰囲気を携える故高田渡だったが、あがた森魚はまだまだ少年っぽさが抜けていないのが違うところか。
(2009年10月18日シアターN渋谷/シアター2)
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