劇場公開日 2009年11月21日

「虚空歌姫」劇場版マクロスF イツワリノウタヒメ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5虚空歌姫

2018年1月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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2008年に放映された『マクロス』の新たなシリーズ、『マクロスF(フロンティア)』。
そのTVシリーズを再構築した劇場版2部作の前編。
TVシリーズの続きではないので、TVシリーズ未見でもすんなり見れる。(TVシリーズと多少設定を変えてるようだが)
また、初代マクロスは見てるので、大体の概要・世界観も把握出来た。
ロボット!歌!三角関係ラブ!…これさえ抑えておけばOK!

突如、謎の昆虫型宇宙生物“バジュラ”の攻撃を受けた宇宙移民船団“フロンティア”。
そんな中、パイロットのアルト、民間人の少女ランカ、歌姫シェリルは出会い…。
大まかなストーリーも初代を踏襲。
全く別の作品ではなく、初代の50年後の世界と言うのも、初代を見てる者には嬉しい。

全く違うのは画のクオリティ。
キャラやメカニック・デザインも初代よりずっとハイクオリティ。
3DCGを駆使したバトルシーンの迫力は実写のSF映画にも引けを取らない。
歌唱シーンはライブ感たっぷり。
『ラブライブ!』もそうだが、昨今のアニメの歌演出のこだわりは見事。
序盤のシェリルのライブシーンなど、斬新で独創的で目を見張るものがある。
クライマックスは勿論、歌をバックに繰り広げられるスペース・バトル。
この高揚感こそ、マクロス!

メカニックや歌に話題を行きがちだが、自分は『ガンダム』もそうだが、登場キャラやそのドラマが好き。
主人公アルトはさることながら、やはりWヒロイン。
アイドルに憧れ、歌手デビューを果たすランカ。彼女の悲しい過去など、これからの展開で中核となるであろう。
“銀河の妖精”の名を持つシェリル。彼女にはスパイの疑いがあり、それはランカの過去と関わりが…。
前編だけではまだ明かされてない謎もあり、三人の関係など、後編も期待出来そう。(今日見ようっと)

初代然りファンの間で話題となるのが、ヒロインどっち派?
前編見た限りでは、今のところシェリル推し。
銀河の歌姫として、いざ舞台に立つとプロ意識高く、見る者を魅了する。
強気に見えて、子供っぽい一面や脆い一面も。ツンツンデレデレ。
加えて、ボリューミーな髪型のナイスバディ。
うん、タイプ。

近大