「誰かのために千年祈るって、そのコンセプトが潔い」千年の祈り ikuradonさんの映画レビュー(感想・評価)
誰かのために千年祈るって、そのコンセプトが潔い
「SMOKE」が印象深かったウェイン・ワン監督作。
英語を母国語としない人々が多く出演していて、彼らのぎこちないダイヤログがそのぎこちなさ故によく伝わってきて楽しい。小さなエピソードの積み重ねで父と娘の歴史が紐解かれていく流れも、和解するでも否定しあうでもない、繋がっているのか繋がっていないのか分からない曖昧な親子関係も、根底に温かいものがあるから不安がない。取り立てて何か新しい映画ではないけれど、お宝台詞もちらほらと。
誰かのために千年祈るって、そのコンセプトが潔いよね。
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