(500)日のサマーのレビュー・感想・評価
全69件中、21~40件目を表示
残酷なまでの「運とタイミング」 けどそれに尽きる。
なるほど、これはボーイ・ミーツ・ガールの物語。
恋愛モノらしい人物描写をせずに、淡々と男性目線で描かれる男のバカさ短絡さ単純さ思い込みの強さ。
サマーの人物設定はシーンとして盛り込むというよりはナレーションベースで、逆にサマーの魅力についてはズー・イー・デシャネルの演技で魅せている。
カクテルパーティーで初めて2人がしっかり会話するシーン、彼女はトムの驚きの表情を自分の顔にデフォルメコピーして目を見開いている。こういう部分にサマーの共感性の高さが現れている。
シーンとして盛り込まれた人物描写としては「人気がないからリンゴスターが好き」というのが印象深い。
ただ、「こんな話したのは初めて」というセリフが結局何の伏線にもなっていないように、サマーは本当に何も深い意味のある言葉は発していない。けど嘘も言っていない。
拡大解釈するのはいつも男の方。
主人公のトムが冴えない髪型というのも重要。
アバウト・タイムのティム然り、髪型に頓着しないというのは分かりやすい人物設計。
全ては見方、視点一つでひっくり返る。
トムがサマーの好きだったところを嫌いなところにすり替えるのはまさにその典型。
また、最後に招かれたパーティーでの理想と現実の乖離。虚しいけど、実際にこういう「思った感じと違う」というのは避け難く存在する。
どちらも男性特有の思い込みや皮算用が表現されていて面白い。
改めて感じたのは“serendipity ”(思いがけず出会う幸運)とそれを起こすために必要な3A("Action”“Awareness”“Acceptance”)の大切さ。
どこで何に出会うかわからない。
家に閉じこもってないで行動しよう。
それにしてもズー・イー・デシャネルという人間は本当に魅力的。国籍関係なしに見れば見るほどどんどん好きになっていく。彼女の魅力は普遍的なんじゃないか。
イエスマンをまだ観てない人にはイエスマンを、既に観ている人には海外ドラマ「NEW GIRL」をおすすめ。
ズー・イー・デシャネルがずっと可愛い。
物語の作りもすごいよかったけど‥
サマーが他の人と付き合うのも別にいいとおもうし合わなかったっていうのもわかるけどなんでサマーは自分のことをずっと好きでいてくれてるってのは知ってたのになんで一言「好きな人できた。」とかそれぽいことを離れる前に一言でもいいからいってあげなかったんでしょうか。「あなたとは付き合えない」だけでは行動と見合ってない。それに関してはひどすぎると思う
友達以上恋人未満の関係
サマーと出会ってからの500日を、時系列を飛ばしながら脳内補完して進んでいく。
恋人にありがちなラブラブ期と倦怠期、付き合うに至るまでの微妙なかけひきとか、甘酸っぱい感じ、あとは突然態度が冷たくなる相手に対してのモヤモヤとか。
でも、トムとサマーは恋人ではない。
サマーは"本気にするつもりはない"から。
トムはサマーのことを好きだが、拒絶されたり今の関係を壊すのが怖くて、"友達"として、デートしたりセックスしたり。
いわゆる付き合ってるけど片思い状態で、でも気まぐれにサマーもトムに愛情を見せたりするもんだから勘違いするのも仕方ない。
サマーもトムを嫌いではないけれど、"本気にするつもりはない"というか、"本気になるまでの好きではない"んだと思う。好きは好きでも、そこそこの好き。デートやセックスはできる程度には好きだし、それも、愛といえば愛。
サマーがトムをキープ(聞こえは悪いけど)して、トムが連絡を取らない間に、結局別の人とあっさり結婚してしまって、ビッチとか言うけど、
もともと恋人ではない関係でトムもそこを積極的にどうにかしようとしなかったんだから、責められないよね。
でもサマーが結婚したことで、トムが一念発起して仕事を辞め(というかヤケクソ)、新しい一歩を踏み出すところは、少し見直した。
今までのトムなら、妥協して、ぬるま湯に浸かるように会社に居続けただろうから。
そんなところは、サマーの影響だと思う。
理想と現実の二分化・ラストの夏から秋に、という演出も好きだった。
少女の方が女心わかってるあたり、男の人ってダメなんだなあと苦笑。
顔だけサマー
同僚のサマーに運命を感じ一喜一憂するトムと、真剣交際はしたくないサマーの出会いと別れの500日間。中々の良作と聞いたので見てみたのですが、期待外れでした。サマー役の女優さんはとても綺麗でおしゃれで気持ちが上がりました。でも、作品内ではサマー現象という経済効果が出るほどのモテっぷりだというのにその魅力は封印。もっと魅力や小悪魔ぶりが伝われば納得できたのですが。これじゃあただ可愛いってだけで勿体なく感じました。口では真剣交際は嫌と言っていたけれど、次に付き合った人とはアッサリ結婚。この辺は「あるある」と共感できました。ちょっと眠くなる作品。
確かに恋愛映画じゃない
スミス好きの知人が、好きな映画にこれを挙げていたので観ましたが、なるほど分かりやすい(笑)。
他にも、ジョイ・ディヴィジョンのTシャツを主人公が着ていたり、小ネタも楽しめました。
恋愛映画ではなくて、恋愛を経験して成長する話。トムはもちろんだけど、サマーも。作り方次第では安っぽい作品になりそうだけど、この監督さん、上手です。良作に仕上がってます。観た後もいろいろ考えさせられますが、やっぱり平く言ってこの2人は合わないよなぁ。
この監督さんが好きになってきたかも
観て良かった。面白かった。
途中から男の人が切ない切ない。
ラストまで、グイグイ観いってました。
(せやんなぉー 人生て
あんがい そんなもんやん。)
この監督さん いい映画作りはるなぁ。
次回作 楽しみ!
サマー
の次はオータムか。
この映画の舞台が日本で、男女が逆の立場だったら、
胸糞悪い浮気男の話ということで誰も支持しなさそうだけど、
この映画がそういうふうに取られないのは演出のマジックか、それとも他の何かか。
クロエちゃんでてくる
500日のサマーってそういう意味だったのか。演出がいい。
トムが結構タイプだったから
サマーなんでトムじゃいやなの!!って思ってた。
オチもにやっとできてよかったし、音楽もよかった。また見たい。
私的1番は妹役が大好きなクロエちゃんでものすごく可愛くて、
それだけでもう見る価値あったと思った。
また見たい。
大失恋だったと
結婚式の一幕からパーティの様子は観てられない。トムの大失恋を観せられとは思わなかったが、その気にさせたサマーも罪深い。
サマーの言う恋愛は面倒 自分自身でいたい結婚してもすぐ離婚すると言っていたのに他人ではあるが結婚したのが理解できなかった。実はサマーはかなりの恋愛体質だと疑うばかりでした。印象的な場面は、2人がケンカしてサマーがトムに謝る場面 サマーの目がまったくトムを許してなかった。
最後面接で出会う女性も上手にナンパをしてるとしか思えないが、あれは嫌いじゃないです。あとトムの妹が言うアドバイスが万能すぎる。
よかった
共感できました。過去の恋愛を思い出しまして、切ない思いがよみがえってきました。付き合ってるときはこの相手しかいない!って思うし、フラれたあとももう誰とも付き合わないって思うけど、たまたま付き合った相手にまた同じ思いをいだくという。最後、サマーの『次』の娘とまた『1日』になるのはべただけどじーんとしちゃいました。
綺麗でおしゃれだった
あまり恋愛ものに興味ないけどプライムで無料だったので見た
とても綺麗でよかった!!!
最後もきれいに終わったー
演出がおしゃれ!心情表したミュージカルとか時間軸バラバラに見せて浮かれてるハッピーな時期と倦怠期の危うい時期の対比とか
とてもおしゃれで見てて飽きない
クリマイのリード出てきてわろち
くるくる変わる表情や仕草を見ているだけで楽しくなる女性と言うのはい...
くるくる変わる表情や仕草を見ているだけで楽しくなる女性と言うのはいるもので。
好きな人が自分を好きとは限らないと言う当たり前の事に直面する事がある。
その時にどう受け入れるか。
次があるさと言う示唆に富んだエンディング。
理とか。一例とか。
冒頭に語られる。
「これは愛の物語ではない。」
うむ、愛の物語ではなかった。
恋愛を通して語られるあやふやな物の話しだ。
でも…
この「あやふやな物」の話しが非常によく出来てる。
立場や主観、時期、場所…随分と身勝手なものに左右されながら形作られ、多くの曲解と無限の前例を詰め込まれ、その人の中にだけで確立されていく。
コメディタッチで進んではいくのだが、かなり難解な哲学書を読み進めたような気分だ。
でも、読後の感想は悪くない。
むしろ、スッキリとさえしてる。
いくら、こねくり回して悩んでも、統計学的な論理を応用しても、結局は自分次第。
そんな事を、改めて気づかされた。
途中、画面が2分割され期待と現実が同時に描かれるのだが、この演出が結構好きだ。
まさに、現実とのズレが頭の中に展開されていく…この感覚、共感する人は多いと思う。
主役の2人の喜怒哀楽がとにかく魅力的で、色んな刺激をくれるし、各々の過去とリンクして、クスッと笑ったりムスッとしたりするのが楽しい。
だが…きっと、2人より1人で観た方が良いと思われる。
タメになった
終わり方が大体の恋愛映画と違い、現実的な終わり方ですね
この映画は現実をしっかり表しておりこういうのもたまにはアリだなと思いました
でも、やはり私はハッピーエンドが好きなので、個人的な意見で星は3.5です
なるほど
正直、ハッキリ言って
これはセフレの関係では。
キラキラしたコメント言えなくてごめんなさい(笑)
というのも、私自身近い経験をしたことがあり
この映画はかなり、彼女にイラッとさせられた…
散々遊んでおいて
最終的には運命の相手じゃなかった
みたいな言い方…
これは…
何を伝えたい映画だったのか…
ごめんなさい、私には分からなくて…
素敵な映画と言われれば
最後に「あなたの相手が私じゃなかっただけ」
みたいなセリフがあったかと思いますが
あのセリフだけ、うーんなるほど、と思いました。
失恋した人に最適かと…
ただ普通に考えて、主人公が彼女の踏み台にされたみたいな感覚がしました。主人公がかわいそう、なんて思っちゃいました。
”彼のおかげで、わたしは運命の相手が分かったの、ありがとう、さようなら!あなたも運命の相手がいるわ!”
みたいな感じがして
そんなの結果論だし悔しくてたまらない(笑)
主人公がんばれ!
もっといい女いる!!大丈夫!!!
なんて思った(笑)
失恋した人に、
そうですね!失恋した人に見てもらいたい!!うん!
ただのラブストーリーではない!!!
ただの恋愛映画かなーと軽い気持ちで観賞。
全然違いました。サマーとトムが最終的に結ばれるかと思ったらそうじゃない。
他の映画にはないリアルさがこの映画にあってメッセージ性もすごく感じた。
運命や奇跡といったものは本当に偶然で起きるものでもあるけど、それを自分でどうアクションを起こすのかも大事であることを伝えた映画かなと思いました。
舐めてかかりましたが、結構勉強になる映画だと思いました笑
しかし、サマーという女性はずるい!!!
あんな女性が男性を虜にするんだろうなあ、、、
お見事です( ̄▽ ̄)笑
クロエがでてたのが何気嬉しかったです笑
サマーが可愛い
愛を信じる男トムと運命なんて信じない女サマーのちぐはぐな恋愛模様を描いた作品です。
サマーの可愛さが本当にずるい作品でした。観ている間、自分を含む男性視聴者はトムと一緒にサマーの奔放さに振り回されたのではないでしょうか。でもその奔放で自由なところと、自分をしっかり持っている芯の強さに惹かれついつい彼女に夢中になってしまいますね。
最終的に彼女は別の男に運命を感じそのまま結婚してしまうわけですが…。トムはサマーのおかげで、サマーさえたどり着けなかった考えに達することになります。運命なんて存在せず、この世で起きていることは全て偶然であると。
しかし、その偶然をどうとらえるかはその人次第だというエンドに前向きなメッセージが込められていてとても爽やかな余韻に浸ることが出来ました。
サマー役のズーイー・デシャネルは「イエスマン」という作品でも似たようなキャラをやっていますね。とにかく可愛い!
全69件中、21~40件目を表示