「正直面白くない」(500)日のサマー kuさんの映画レビュー(感想・評価)
正直面白くない
サマーという女性との500日をテンポよく描き、愛の盛衰、運命とは、ということを描いていたようですが、この映画が注目されたわけが正直ちょっとよくわからないです。
まずはサマーという女性が身勝手すぎる。あんなにも相手のことを思わない大人の女性がヒロインなのはこちらとしては苛立ちを感じます。
可愛くて小悪魔的なのかもしれませんが、理由もはっきりしないまま主人公の心をふりまわし、結婚後も主人公に近づいたりしてちょっとお遊びが過ぎるのでは?と思ってしまいました。冒頭にあるように、これは「ラブストーリー」ではないにしても、主要人物でタイトルにもなっているサマーという人物がちょっと嫌な人間すぎて印象がそればかりになってしまいました。
愛の行く末、運命とはこういうものなのだ。と最後にありますが、そのわかりきったことをこのように一組の男女に焦点を当てて描くのならもう少し見せ方があったのではないかと思ってしまいます。冒頭で言われていてもどうしても何かラブストーリー的なものを見ている方に期待させてしまうような展開と映画全体の雰囲気なので、おわってからもやもや感がすごかったです。
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