「恋をしている、そのことこそがしあわせ」(500)日のサマー macaronさんの映画レビュー(感想・評価)
恋をしている、そのことこそがしあわせ
サマーを演じるズーイー・デシャネルがあまりにもかわいく、
さらに宣伝もいちいちかわいくて、
観る前から
主人公のトム以上に私が「サマーに恋してる」状態でしたが、
期待以上に素敵な作品でした。
「友達」と「恋人」の境界線に悩んだことがある人なら、
誰かに焦がれるような恋をしたことがある人なら
きっとこの物語に入り込んでしまうはず。
トムのサマーに恋した500日間を描く作品だけど、
物語の進み方が時系列通りでないところがおもしろい!
たしかに恋をしているときって
いいことばかり思い出してみたり
つらいことばかり思い出してみたり
頭の中は時系列じゃないから
すごくトムの気持ちがわかる、というか。
この手法を思い付いたその柔軟さがいいなぁと。
サマーは小悪魔と評されていますが、
私は彼女の考え方が好き。
世間になんと言われようと、自分に正直に生きてる。
しかも残酷かもしれないけど、周囲の人に対しても正直。
ただ素直なだけ、だからこそ魅力的なんだと思います。
私はサマーみたいに生きたいと思ってしまう派です
一緒に観に行った友人は「悪い女だね~」とにこにこ。
「でも、誰もが恋をしているときはちょっとずるくなってて、きっとみんな思い当たるフシもあるよね」って。
いろんなサイトとか観てみるとまったくサマーを好きになれないひとも多いみたいで、
誰かと観に行って、恋愛談議に花を咲かすのもたのしいかも?
それから、音楽がすばらしく素敵!
サントラ、即購入決定です♪
どんな結果が待ち受けていても
恋をして
誰かのことを想うだけで胸がしめつけられてしまうこと
相手の言動ひとつひとつに一喜一憂してしまうこと
そんな恋愛そのものが
とてもしあわせであることを感じられる
あったかい気持ちにあふれた作品だと思います^^