劇場公開日 2010年1月9日

「経験によってくすぐりどころが違う」(500)日のサマー マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0経験によってくすぐりどころが違う

2010年1月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

この作品、観る人の年齢、人生経験(とくに恋愛経験)によって受け取り方が違いそうだ。
私の場合は男だから、トムの心情に同調するが、自分で言えば10代後半の頃を思い出す。つまり、恋愛に対して“うぶ”(一応、私だってそういう頃があったのだ)。女の子の言動に対して自分を主張できない。ついつい、相手に合わせちゃう(嫌われるのがコワかった)。いま思えば何やってんだかなんだけど、そのときはせいいっぱい生きてたし楽しんでた。みんな通る道を描いた作品として代表的な名作「卒業」を引用して、我々、経験を積んで「ふん、こんな映画」とうそぶく年代にもくすぐりを入れるあたり、この監督、ただものじゃない。
★は3つだけど、いつの世にも、こういう作品は必要なのだ。その昔、「個人授業」に魅入ったもの。(^^ゞ
500日を行ったり来たりするのは効果的な部分もあるけど、アタマの整理が追いつかないこともしばしば。言っとくが、歳のせいじゃないぞ! 500日目は、ほんのり、そして笑えます。

マスター@だんだん