「リンゴ・スターと『卒業』」(500)日のサマー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
リンゴ・スターと『卒業』
ザ・スミスを知らない(ホール&オーツは知ってるぞ)おじさんが語ってもしょうがないことだけど、ビートルズのメンバーの中でリンゴ・スターが好きだという女の子は必ずいる!ということだ。むしろポール、ジョン、ジョージを好きだという子よりも一途であり、真剣度合いが違うのだと思う。
500日というタイトルにしても本当は488日だと思うのですが、誰しもが共感できる部分が必ずあり、「誰かの所有物になるのはいや」という女子を男子は尊重しなければならない。所有物という考えなんてのも、日本でいえば封建制度の家父長制みたいな感じなのだろうし、自由の国アメリカならば尚更である。ただし浮気性の女は別だ。
時系列をシャッフルしたかのような編集は面白いし、レタッチソフトを使ったようなユニークな画面は多彩で引き付けられる。なぜ嫌われたのかも反省できるし、トムの心情もよく表せていると感じます。特にバーで絡んでくる男にとった態度や『卒業』を観たときの反応の違い、束縛するのは避けてたけど上手くいかないよね。でも、その『卒業』の涙の意味に気づけば、行動に移すことができたかもしれないな・・・
クロエ・グレース・モレッツはヒットガールそのまんまのイメージでとてもキュート。トムに蹴りくらい入れてあげれば良かったのにと思う。そして、次回作(500)日のオータムも楽しみに待ってみます・・・さらに(500)日のウィンターも!ちなみにサマーが歌いたかった「明日なき暴走」はブルース・スプリングスティーンだからスプリングが隠れてますね・・・ブルースも出てきたし。
スミスを知っている私はもっとおじさんかも?(おじいさん?)
Baby It's Youはよく聞いてました。
それはともかく、私のレビューにも書きましたがサマーのような女性は嫌いです。