「2010年バンド邦画3部作の華やかな最終章!…だけど、もうお腹いっぱい」BECK 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
2010年バンド邦画3部作の華やかな最終章!…だけど、もうお腹いっぱい
2010年はバンドものの日本映画が立て続けに公開された。
「バンデイジ」「ソラニン」、そしてトリを飾ったのがこの「BECK」だ。
バンドを組んだ若者たちが夢を追う…という似た題材だけど、特色は少々違う。
「バンデイジ」は最も通好み、「ソラニン」は最もドラマ性が高く、そしてこの「BECK」は最も華やかで一般向き。
それは旬な若手俳優の顔触れだけでも分かる。
堤幸彦ならではの演出で軽快に展開していく。
バンドものの定番である“成功”“挫折”“夢”“対立”“友情”“恋愛”の要素は勿論盛り込まれている。(それにしてもこれらの要素はバンドものでは絶対必要なのか?それらを外した「けいおん!」は度胸があると言える)
それらの要素を熱く描き、ファンの方や同世代の若い方には楽しめるだろう。
だけど個人的にはバンドものの映画を立て続けに見せられて、もう満腹感を感じた。(ちなみに一番好きなのは「ソラニン」かなぁ…主演女優も含め)
気になったのは、佐藤健のヴォーカルソング、何故歌わない?
ハイライトの一つでは?
そういえば、水嶋ヒロも佐藤健も「仮面ライダー」出身なんだよねぇ…どうでもイイ余談だけど。
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