「なら無理に映画化しなくても」BECK 77さんの映画レビュー(感想・評価)
なら無理に映画化しなくても
原作は未読なのですが、ああキャストはすごく合ってるんだろうな〜という気がしました。向井理くんの金髪の似合わなさはさておきw
ていうか原作は少年漫画?少女漫画?どちらのノリもぎゅうぎゅうに詰まっててちょっとついていけない部分もあったのですがw、思っていたより楽しめました。帰国子女の俳優さんがこういう風に活きるのも珍しい気がしました。
竜介の浮き沈みの激しさとか、第二のヒロインのブリブリ具合は原作通りなのかすごく気になるw
てか爽やかな青春映画かと思ったらスケール広くなったりしてびっくりw どう考えても諸悪の根源はギター盗んだ竜介w
数ある突っ込み所の中でもやっぱり私も口パクに言及したいと思いますw
コユキの歌声が“普通に上手い”じゃダメなことはわかるし、ヘタに歌わせるのも同じくバッシングの対象になるのも想像はつきます。
だ け ど!!
そういう原作を実写化するって決めといて守りというか逃げ切る姿勢はどうかと。
そこで勝負にいかない監督がただでさえ原作超えが難しい漫画の中でもすごい歌声を持つボーカルが主役の音楽漫画なんて映画にするべきじゃないと思う|q・ω・`)
最初の方の無音は演出としてむしろあれがいいと思ったけど、あれ?また?w→え!?また!?ww→ん?しつこくない?w→いやいやもうクドいわ、ときて挙げ句の果てに前振りでもなかったとか…ギャグ映画?桐谷くん渾身のラップの後の無音は何かが違いすぎましたw
まあ音楽映画は演技、歌唱力、ビジュアル…何を取るか本当に難しいですよね。キャスティングされる方もプレッシャー大きいだろうし。漫画のように奇跡の美貌!奇跡の歌声!みたいになんでもかんでも世界一レベルに揃ってる人なんてそうそういないのは当たり前なのになーんで実写化なんてしちゃうかな〜。
ああまでしてコユキの歌を守りたいならコユキのイメージに合う演技のできる、これだ!って声を持つ新人歌手を発掘するまでそもそも映画化しなきゃいい話で、イケメン揃えていいお芝居させてもいい映画にはなり得ないと思うんですよね。
私の中では桐谷くんの評価が上がって、もたいさんが全部持っていった作品ですw