武士道シックスティーンのレビュー・感想・評価
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【”無心の柔は、剛を制す”成海璃子さん演じる中学全国制覇した高校生女性剣豪の裂帛の気合が凄まじき作品。北乃きいさん映じる西窪さんとの柔との対比がとても良い作品でもある。】
■3歳から修練を積んできた剣道エリートの磯山香織(成海璃子)は、とある大会で同学年の無名選手西窪(北乃きい)に負けたことが忘れられず、その選手を追って剣道の名門・東松学園に入学する。
しかし再会した因縁の敵・早苗は、ほぼ実績ゼロで、剣道は楽しむのがモットーのお気楽少女だった・・。
ー 今作を鑑賞したのは、映画館ではない。
レンタルビデオで借りて来た作品を10年ほど前に書斎で鑑賞した。
理由は、公開時に成海璃子さんの凄さを理解していなかった事に尽きる。
そして、観賞した結果、私は成海璃子さんの魅力にヤラレタ。
当時彼女が、御幾つだったのかは知らないが、若き美しき女優さんで、あの裂帛の気合と物凄い目力に、”この人、誰だ!”とびっくりしたのである。ー
更に言えば、直ぐに成海璃子さんの嗜好を知り、「ニルヴァーナ」と我が愛する「エレファントカシマシ」が大好き!(当時)と言う事を知り、”成程!”と思い、腑に落ちたからである。
何故ならば、今作での成海璃子さんの剣道の試合、練習の際の、裂帛の気合の声と、大なる竜の様な眼は、記憶になかったからである。
分かり易い所で言えば、京都の相国寺の法堂の天龍図に匹敵するような、“眼”である。-
■独り言及びこの作品を観た理由<読まなくて良いです・・。>
・私は小学校時代に、剣道とミニバスケットを習い、常人ならざる負けず嫌いの気質もあり、今作のような親からの柵もなく、早苗とは違い”やるんだったら、一番だ!”という想いで、剣道とミニバスケにのめり込んだ。
結果として、どちらも金メダルと言いたいところだが、ミニバスケは金メダルを取ったが、剣道は”絶対に優勝!”と言われていたにもかかわらず、今作の早苗のような”無心”の相手からまさかの中道からの正面からの面を奪われ、敗北した。
銀メダルなどは嬉しくもなんともなかった・・。
■で、今作。
・厳しき父及び、全国制覇を狙っていた兄が、敗北し、自分が期待に応えなければ・・、という悲壮な想いを持った女性剣士磯山香織を成海璃子さんが、裂帛の気合で演じている。
ー で、おバカで直情な私は直ぐに彼女を応援する・・。-
・けれど、柔よく剛を制すを時で行くような、北乃きいさん演じる西荻さんに、中学の覇者である香織は敗北する。
ー この、西窪さんの無心の試合のシーンが、凄く良い。
間合いの取り方、中段の構えからの摺り足による無心の面一本のシーンの映し方の見事さ。-
<今作は、一見単純なる青春映画のように映されているが(そういう観方でも良いと思う。)、竹刀を握った事のあるモノには、奥深い作品だと思います。
剣道ではなくても、バスケットでも、登山でもある一線を越えようと、努力した人には響くのではないか、と思った映画だと思います。>
可愛かった
成海璃子に尽きるかな。
頑固で負けを認められない、ある意味負けてばかりの子を、ギリギリで嫌みにならないさじ加減で魅せてくれた。
良い感じに強情だけど、嬉しいときは隠せていない。良くも悪くも素直だから、悪感情は沸かずだった。
北乃きいや脇を固める役者陣も悪くない。でも自分は成海璃子に、やっぱり一本でしたね。
主演は成海璃子と北乃きい。幼い頃から剣道の修行を積んできた香織は、...
主演は成海璃子と北乃きい。幼い頃から剣道の修行を積んできた香織は、ある大会で無名の選手・早苗に負けたことを引きずり、早苗を追って剣道の強豪高校へ入学する。
レイア姫
中学チャンピオンだった香織(成海)だったが、中学3年間で同学年の選手に負けたのは初めてだった。せっかく負かした早苗(北乃)を追いかけて中高一貫の学園に入学したのだったが、一戦を交え、早苗が逃げるのが得意だがとても弱かったことに気付く。
キャピキャピの女子高生北乃きい。勝つことしか考えてない成海璃子。やがて二人は仲良くなり、インターハイ予選では負傷した磯山の代わりに補欠だった西荻を出場させ、見事に優勝した。そして磯山は心が折れた・・・
二人とも心が折れてんのかぁ~よくわからんかった。岡君に会ったからか?それとも怪我で出場できなかったからか?それでも二人が元に戻ってインターハイ・ベスト16まで行ったからいいのか。
父親役の板尾創路。研究者で頭がよさそうな役だったけど性格が軽すぎるんだな、きっと。それでもホログラムのようなメガネの要らない3D映像はよかったぞ。レイア姫そのまんまだったけど(笑)。
評価は高くない普通の映画だけど、私の大好きな作品。 成海璃子がかっ...
評価は高くない普通の映画だけど、私の大好きな作品。
成海璃子がかっこいい。北乃きいがかわいい。この二人が、互いに感化されながら成長していくさまが実に心地よい。思わず応援してしまいます。
他の登場人物もいい人ばかり。とりわけ成海璃子を静かに暖かく見守る兄がいい。爽やかです。
私は村浜主将、高木古都に首ったけです(笑)
剣道部。
原作が面白くて好きだったので観たけれど、原作のイメージとは違うように感じた。剣道部の活動は、あまりよく知らないので新鮮に観たが、原作を脇に置いても、登場人物の気持ちが分かりづらいところが残念だった。
成海さんの佇まいは凛としていて爽やかに見えた。
思わず引き込まれる芸達者な二人の主人公
他のレビュアーさんも書かれていますが
成海璃子と北乃きいの化学変化が見どころ。
個人的には剣道オタクを演じる 成海璃子と
ピュアな女子高生演じる北乃きいの役柄は
実は性格的に逆なのかと思っていました。
しかし見ていく内に目力抜群の成海璃子は
まさにはまり役と思いました。
片や普通ーの女子高生演じる北乃きいは
どちらかと気が強い役が多かったので
逆ではという意識が強かったが
いやいや見事に演じきっていました。
16歳と言うに度と来ない青春を剣道と言う
武道に賭ける二人の女子高生の悩み傷つき
前に進む決断。
何物にも代えられない10代のピュアな
ハートを見せつけられて爽やかで思わず
ほろりと来る作品。
正直、作品的に好きなジャンルでもないし
何か題名も心ひかれなかったが
これだから映画は辞められない。
そんな作品でした。
主演の2人も雰囲気ピッタリ
原作小説をわりと忠実に再現。ただ、原作にはもっとコミカルなテンポがあったと思うけど、映画のほうは主役2人が思い悩んでしんみりしている時間が長い気がした。ゆえに、爽やかさに少し欠ける気も。
あとは西荻が日本舞踏を習っていたという設定はちゃんと残しておいたほうがよかったのではと。それがあっての「チャンバラダンス」なんだし……。
そこ以外は特に不満はなし。主演の2人も雰囲気ピッタリ。
成海璃子、北乃きいと演技達者な二人がそれぞれの役を期待通りに演じてる。
部活の剣道を友だちと楽しくしてた西荻早苗(北乃きい)の前に剣道一筋の孤高の転校生・磯山香織(成海璃子)が現れる。
磯山は西荻と真剣勝負をして勝つために、この学校に入ったという。争いごとが嫌いで自分の剣道に自信のないいまどきの女の子の西荻にとっては迷惑な話。しかし、勝つことにしか興味のない、まさに侍のような磯山のことが気になって近づく。
二人の交流で互いの心に変化が生じ、やがて立場が入れ代わっていく。
楽しく平和に生きてきた主人公が、その潜在的才能を見いだされ本人の意志に反して鍛えられていくのは、エースをねらえ!とか(のだめもそうか)スポ根ものの常道。
長い黒髪にキリッとした瞳で凛々しい成海璃子、短髪で丸顔、くるっとした眼で愛嬌のある北乃きいと演技達者な二人がそれぞれピッタリの役を期待通りに演じてる。
女の子の友情物語の他、父と娘の物語も描かれてます。娘の気持ちを考えない自己チューで不器用な父親に振り回されつつも自分の道を見つけていく娘たち。
女優復帰した古村比呂さん、久しぶりに見ました。
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