「完成度はドラマの方が高かったかなぁ・・・。」ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ himmemi1215さんの映画レビュー(感想・評価)
完成度はドラマの方が高かったかなぁ・・・。
まず、直が毎度おなじみの手にひっかかって参加する・・・というこのパターン。
シーズン2で葛城を救うために、あえて決勝を辞退したのだから
参加するために何かもっとあってもよかったのでは・・・。
そこまで長くする必要はないけれど、今回あまりにもあっけなさすぎて、
シーズン2の最終会での決心はなんだったんだろうという感じでした。
それに他にも参加したい人いないの?っていう疑問もありました。
そこは、横谷が直に参加権を譲ったと勝手に解釈はしましたが・・・。
最初、直は拒否してたし、なんだかいまいち腑に落ちませんでした。
そんな参加するのが難しいはずのファイナルに豹柄くんがいたのも謎です。
シーズン1でせっかくライアーゲームから抜けさせてもらったのになぜ?
単純に「直ちゃんを助けたい」では説明がつかないような気がします。
直は当初決勝戦に出る予定ではなかったですし、
直が決勝進出を決めてから、江藤がライアーゲームで勝ち抜き参加決定したとするには時間軸が合わない。
そもそも、江藤は2回戦の敗者復活戦で負けているので
参加権はないはずだし、仮に3回戦から参加できていたとしても
6回戦まで勝ち抜いてかつ6回戦目で江藤のチームが12億(?)以上
稼がなければ決勝の参加権はないはず・・・。
そんな熾烈な争いを勝ち抜いてきたにしては、シーズン1からの成長が見られないし・・・。
とすれば、事務局が呼んだというのも考えられるけれど
あえて呼ぶ意味がよくわからない。
赤いりんごをそろえやすくするため・・というのには役不足だし・・・。
そもそも、主催者がいないので、参加権がない江藤を参加させると
誰が決められるのか・・・?
かけをしている全員が、江藤の参加を認めるというのも考えにくいです。
(まず大人数なので意見が割れるだろうし、万に一つの可能性も与えないために参加させたくない欲深いやつだって絶対1人は、いるはず)
それに、「直ちゃんを助けたい」という割には、ほとんど活躍していませんでしたしね。
リスクを負って決勝戦まで来たわりには
「少数派にする」という安い脅しに簡単に乗ってましたし、
全面的に直をバックアップしよう!
みたいな姿勢では決してなかったと思います。
マジで何をしに来たのか、なぜあえて彼を再び出したのか・・・
これなら、シーズン1以降出てきてほしくなかったなと思いました。
肝心のゲームは、力を入れているだけあって面白いところもかなりありました。
が、
今までは視聴者も、秋山たちと同じ条件でライアーゲームを楽しめていたのに
今回の赤りんごを焼くとシルバーリンゴになる・・というのは伏線はありましたが
今までからするとちょっと不親切だし、ずるいです。
ドラマだったら、偽造カードでも「銀行とおなじ」というセリフがあったり
あくまで、ゲームのルールの中・・つまり視聴者に与えられている情報だけでも
謎ときをしようと思えばできたのに・・・
なんだかなぁ・・・・という感じでした。
しかも、秋山がたばこを吸う場面は1度もないし、そぶりすらないのに
なぜライターを持っていたのかも謎です。
江藤に借りた?にしては、直にリップクリームを借りるシーンはあったのに
そこだけカットされるというのも不可解ですし・・・。
じゃあ常時、携帯していたのか
何のために???サバイバルでもするつもりだったのか??
何かに使えるかもと思ってわざわざもってきたというのも
じゃあ他にもなんかもってきてるのかなぁ?という疑問がでますし。
文字数があるので、ここまでにしますが
ゲームの時間をとりすぎていて
背景が雑になっているのが否めない作品でした。
期待していた分、残念です。