「福永節で盛り上がれる、観客との一体感。」ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
福永節で盛り上がれる、観客との一体感。
正直なこと言いますと、劇場版は義理で観に行く感覚でした。
TVドラマからシーズン1・2と折角、観続けてやったから、最後まで付き合うか…という。
ストーリーとしても地続きなので、それなりに楽しめるかな、ぐらいの気持ちです。
んで、劇場まで足を運ぶと…ビックリ。行列が出来てました。
生憎の雨模様でありながらも、どんどん増えてく後続の列。
ああ、こんなに皆の期待値は高かったんだな、と自分の気持ちとの温度差に反省してみたり;;
開演。
大仰なセットの割には、行うゲームはたったひとつ。
「エデンの園」ゲーム。ゲーム内容は、ここでは伏せときます。(説明しきれないのが本音デスw)
おいおい、こんなゲーム1本で2時間持つのかよ!?と、当初は思ったんですが…
これがこれが…なかなか…手に汗握っちゃってるんですよねw不覚にもw
心理戦に次ぐ心理戦…裏切りに次ぐ裏切り…ゲームを裏で操る「X」の正体は一体、誰!?
…て、いうのは勿論、重要な要素だったんですけど…
まず何より心地よかったのが、観客との一体感。
久々に、映画館という空間で、色んなエモーションを分かち合えたなあ、と。
息を呑むところで…笑うところで…感嘆するところで…皆が同じリアクションw
福永さんの名文句「ナオちゃんてさあ、バカだよねぇ!!」で完全スパーク。
ああ、これこそが映画の醍醐味…
閉演。
興奮冷めやらぬ、何だか幸せな高揚感。
TVシリーズを観てたからこそ得られる、観客との共有感。
劇場を後にすると、全く買う気のなかったパンフレットが…手中に。
…おそるべし!!
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