「ファイナルゲームは優勝賞金50億円の“エデンの園ゲーム”!」ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ファイナルゲームは優勝賞金50億円の“エデンの園ゲーム”!
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集められた11人がゴールド、シルバー、真実の赤リンゴの3種類からいずれか1つを投票して、多く投票された者に1億円が入るというゲーム。ただし、多数決で選ばれるのは金、銀のみ。赤リンゴに投票してしまったらマイナス1億円となる。しかし、全員が赤リンゴを投票すれば全員に1億円が与えられるという単純ながらも難しい内容だ。現実に金がかかっているとなれば、誰もが裏切る可能性があり、信じ合って赤を揃えるのが困難だからだ。
バカ正直なナオは最初から「全員で赤リンゴを揃えよう」と提案するが、最初は二つのグループに分裂し、謎の人物が獲得金額をこつこつと増やしてゆく。途中までは面白くもあるが、かつて揃ったことのない赤リンゴを揃えることに固執する様子は徐々に陳腐になってくる。漫画が原作だからしょうがないのか。
TVシリーズを見てないためだろうか、バックボーンがさっぱりわからず、ライアーゲームという組織自体が何なのか謎のまま。しかも、単なるゲームかと思っていたら、実際に金がかかってるというバブリーな内容。それにしては真剣味が足りなさすぎ。
後日、TVドラマ版を鑑賞。秋山の過去、背景がわかってきた。はっきり言うとTVドラマの方がドラマ性が豊かで面白いのだ。女手一つで育てられた秋山。その母も病弱となり、マルチ商法に引っ掛かり、借金ばかりが残ってしまったが、ついには保険金によって借金をちゃらにしようと自殺してしまうという悲しい過去。そのマルチ商法の会社に復讐するため、大学で学んだ心理学を利用して詐欺を働き、懲役刑となっていたのだ。ゲームの内容も面白いかも・・・
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