「伝えなければならないモノ」花と兵隊 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
伝えなければならないモノ
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タイ・ビルマ国境付近で終戦を迎えながら、戦後日本へ帰還をしなかった日本兵の姿を追ったドキュメンタリー。
映画は作品中に登場する日本兵のお葬式から始まる。
何組もの地元で暮らす元日本兵が登場するが、作品の大筋は主に3人のインタビューにて構成されている。
「帰りたいとは思ったけれど帰らなかった…」
その気持ちは何故だったのか?
当時の戦況はどんなものだったのか?を1人1人が語る。
中には国の内紛に参加して(主ににカリン族にお世話になったりしていた為…現在でも独立運動が盛んらしい)亡くなった日本兵も数多いとゆう。
その様に地元の女性と結婚し、地域と溶け込んだ生活を営み。また彼ら部族も深い愛情を持って受け入れている。
そんな元日本兵達は、残り少ない人生を迎えつつある。
あの時インパール作戦で一体何が在ったのか?
今少しずつ真実が明らかになって行く。
「銃撃だけが戦争じゃないんだ…分かるか」の一言がとても重い。
(2009年8月23日【シアター】イメージフォーラム/シアター2)
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