「愛すべきお人好し、逃げろ逃げまくれ!」ゴールデンスランバー(2010) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
愛すべきお人好し、逃げろ逃げまくれ!
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"土曜プレミアム" で鑑賞(地上波初放送)。
原作(文庫版)は読了済みです。
原作の疾走感はそのままに映像になったことでダイナミックさがプラスされ、画面に目が釘付けでした。首相暗殺犯に仕立て上げられた普通の男。権力とマスコミに包囲され、理不尽な逃亡を余儀無くされる様がスリリングでした。
伊坂幸太郎原作作品らしい細やかな伏線とその回収が素晴らしい。その鮮やかさに痺れると共に、爽快感が堪らないと思いました。パズルのピースが嵌まっていく快感に似ています。
大学時代の友達。昔の恋人。行く先々で出会う人たち。主人公を取り巻く人々との絆が胸に迫って来ました。
生きていく上で人との関わり合いはめちゃくちゃ大事だと思いますが、それを改めて実感させられました。
※修正(2023/12/26)
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