劇場公開日 2011年4月15日

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「ザック版『ショーガール』」エンジェル ウォーズ 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ザック版『ショーガール』

2013年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

これ観た時に
『ショーガール』(バーホーベン監督)に似てるー!って思ったんだが

私より100万倍は映画に詳しい家人から

「バーホーベンはどうしようもなく実存。
 ザックはどうしようもなく仮想。
 全く違うでしょ」

と窘められたので、『ショーガール』と似てる説は一応取り下げたいと思う。

だが

どちらも「何かと戦っている女」を描いている点では同じだ。

『グロリア』『テルマ&ルイーズ』『エイリアン2』『ニキータ』『バイオハザード』など
「戦う女」を描いた映画は数あれど

『ショーガール』と『エンジェル ウォーズ』がその中で突出しているのは

「男目線で女の戦いを描くことを隠してない」ことだろうか。
(『テルマ&ルイーズ』はフェミニズムっぽく見せかけて男目線がチラツくのだが、そういう偽善的な所が無い。)

ある意味ものすごく正直に作ってある。
「オレ、オンナの気持ちなんてワカンナイしー」
と、突き放した感じが凄くイイ。

女による女のための女の戦いを描いた秀作『ゼロ・ダーク・サーティ』とは対極にあるが、
どちらも面白いと思う。

小二郎