「アニメでやるべきだったような・・・」エンジェル ウォーズ ソロモンさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメでやるべきだったような・・・
「300」「ウォッチメン」のザックスナイダーさん監督の作品。
この二作品で見せた映像美は今回も健在で魅力的ではあります。しかし今回はどうも実写との融合がいまいちな感じがしてなります。女優たちがCGの中で妙に浮いていてとても違和感を覚えました。
あとアクションもなんだが拍子抜けな印象。「300」とかのような迫力やインパクトもあまり感じられなかったです。ここらへん期待してただけに残念です。
音楽がかっこいいという点は救いでしたが。
ストーリーは思ったほど悪くはなかったです。ただ序盤がやたら退屈でスローモーションを多様しすぎでぶっちゃけ長くて退屈です。
ただ未来を断ち切られた者たちの悲痛は少しながらも興味深い内容です。そんな中だからこそ妄想は少しでもその心を紛らわし前に進むことができるものだというのが感じられました。その方法をしなかったエンドロール中に出ていたあの男が真実を知った時、最初は卑劣なやつだと思っていたのですが憎めなくなりました。
そういった点ではこの映画の設定は割といいのではないかと思います。
この監督さんは映像にこだわるだけでなく意外とドラマに対して丁寧なので好きなのですが、今回は少し惜しい気がしました。
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