エルム街の悪夢のレビュー・感想・評価
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殺人鬼フレディ・クルーガーは魅力的なキャラクターだ。 観ると眠らな...
殺人鬼フレディ・クルーガーは魅力的なキャラクターだ。
観ると眠らないように頑張っちゃうので注意。
ジョニー・デップも出演していた。
dbdから。夢か現実か
dbdやっていて、ずっと観たかったこれがついにNetflixで観れるようになったので鑑賞。
今見ている景色は、夢なのか、現実なのか。どこからが夢なのか。その曖昧さが怖さ、不気味さを際立たせていて、終始映画に引き込まれていました。
視点がどんどん移っていくのが新鮮でおもしろかったです。
最近ホラー映画を観ても怖いと感じることがあまりなかったんですが、これは怖くて、キャラも魅力的なおもしろいホラーでした!
忠実なリメイク
「13日の金曜日」に引き続きリメイクされた本作だが、こちらの方がオリジナル版を忠実にリメイクしている印象。久しぶりにブラックユーモアの無いフレディを見ることができた一方、フレディは人を殺すことに快楽を覚えるような殺人鬼であるためもう少し彼の不気味な行動や笑みを見たかった気もする。また、リメイク作の宿命なのかオリジナル版の方が明らかに怖いと思う。あの古くさい感じだからこその雰囲気なのか、本作は綺麗になりすぎており恐怖をあまり感じない。このように所々不満はあるが、残虐さなどパワーアップしている箇所はあり、見応えはあった。また、少々オリジナル版とは異なる設定があり、フレディの過去のエピソードはその1つ。オリジナル版では同情すら覚える悲惨な出来事だったが本作は完全にフレディ自身が悪いだろう。これもオリジナル版の方がフレディがなぜああなったのか確かに理解できた。「13日の金曜日」のジェイソンよろしく、彼にも様々なことがあったからだ。しかし、本作の様に彼自身に問題があるとすればそれは自分勝手すぎではないか。そこはやや疑問に思う。
全体的な評価として、少し色々と詰め込みすぎた感は拭えないが、十分許容範囲。不満もあるがストーリーは意外にもしっかりしている。ラストの展開もなかなかだ。続編が出来ればまた観たいと思う。
実にもったいない
オリジナルを超える驚きはないが,安定の恐怖。
ただ1つ残念なのは,フレディの過去について。
本当は無実だったのに誤解をされて迫害され,命を落としていたという設定の方が悲劇性が増し,人間の恐ろしさを深く描写できたのではないかと思う。
一見無実の罪で町の人たちに私刑にされたと思いきや,実は本当に最低の変質者だった・・・では,あまりにストレートすぎて肩透かし。
丁寧にリメイクしている感じ
番外編も含め、これまでに8作品作られたという。今回は、第一作をリメイクした。
二人のヒロインのうち、一人はフレディの存在に気づくものの犠牲となり、生き残ったもう一人がボーイフレンドと謎を解明していく。
ベッドの上や入浴中のいつものシーンもあり、 それに最新の特殊効果技術を加えて、丁寧にリメイクしている感じ。
フレディの支配する悪夢の世界は、天井や壁にパイプが張り巡らされた溶鉄工場。
わずかに赤く照らし出されただけで水蒸気が視界を遮り、背後には暗闇が迫ってきて閉所感を感じる。
ここでは、フレディにいくら反撃しようとも無力。
眠らないように努力しても、人間は限界を超えると起きたまま、脳だけ瞬間的に睡眠状態に入ってしまうという。
現実と夢との境界が曖昧となり、フレディの脅威が突如襲いかかる。
フレディの謎は、彼らの記憶から消えている幼稚園にあるらしいが…。
ラストはやはり続編を予告している。
リメイクものの宿命か
拙ブログより抜粋で。
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結論から言えば、控えめに抑えた期待通り、今どきのホラー映画としてまあまあの凡作。
ホラー映画の楽しさを教えてくれた1984年版を観てからすでに四半世紀近くも経ち、スクリーンから漂う雰囲気に懐かしさを感じると同時に、いくら最新技術で名シーンを再現されても、もはやこのシリーズは古典なんだと認めざるを得ない、なんとも言えない感触が感慨深かった。
前半はかなり忘れかけていた旧作の“雰囲気”を忠実になぞっている印象。
キャストが旧シリーズでフレディを演じたロバート・イングランドからジャッキー・アール・ヘイリーに代わったのでフレディの顔立ちが変わったのは個人的にはギリギリ許容範囲。
細かいストーリーは意外とアレンジされているんだけれど、超有名なバスタブの湯の中から伸びてくる鉄の爪とか、廊下を引きずられる遺体袋とかの再現に、あったあったと思い出す。
ただシーンとして忠実に再現しているのはわかるのだが、どうも演出が淡泊で、旧作で感じたはずのゾクゾク感がまるでない。ほんと、ただ再現しただけっていう印象なの。
観ながら感じていた違和感は後半でより強くなる。
いかにもホラーに謎解きを入れたがる今風だなと思ったのだが、悪夢に悩まされるナンシーらのフレディの正体探しが始まっちゃう。
それ以上に驚いたのが、行き着くフレディの正体。
おいおい、ちょっと待て、フレディってそんなロリコン変態男だったか?いやまぁ、連続幼児惨殺魔なんだからそういう傾向はあったかもだけど、そんなあからさまに言及されちゃうと違う映画になっちゃう。
旧シリーズで自分が感じてたキラー・モンスター、フレディ・クルーガーの魅力って夢と現実を交錯させる神秘性と、絶対的優位からくる余裕かましたインテリジェンスな狂気だったんだけど、これじゃただの異常小児性愛者じゃん。
後半に感じた強烈な違和感から、思わず旧作を観直しちゃったよ。ひょっとしたら自分の記憶違いかもしれないと思って。
そしてわかってしまった。やっぱり名作ホラーと呼ばれるオリジナル版の方が断然面白い。
オリジナルと比較すると今一歩ですが。
スラッシャーホラーの名作『エルム街の悪夢』をまたまたマイケル・ベイ製作でリメイク。
『13日の金曜日』があまりにアレな出来だったので(80年代ボンクラホラーの再来みたいな意味ではグッドだが)、『エルム〜』リメイクのニュースを聞いた時も全く期待していなかった。
だが予告編を観るとなかなか怖そうじゃないすか。お茶目な殺人鬼フレディは本気でオッソロシイ怪物になってるようだし、悪夢シーンも美しく撮ってあるようだ。こいつはひょっとしたら“化ける”かも知れないぞ!
で、結果は……ええ、化けませんでした。『ゼブラーマン2』鑑賞時と同じく、予告編を買い被り過ぎた。
不出来では無いが、名作のタイトルを冠しておきながら出来映えは“中の上”といった所。
旧作とは展開や同名キャラの性格が異なっているが、最大の違いは『怪物フレディは冤罪を被った復讐を行っているのではないのか?』という謎が浮上する点だろう。
その真偽は未見の方の為に伏せるが、旧作を知る人間にも先読みできない要素を盛り込んだ点は良い。
だが、折角盛り込んだ割にはあっさり描き過ぎじゃ……。もっとサスペンスに活かせば良いのに、勿体無い。
肝心の悪夢シーンも、ダイナー、プール、幼稚園などの新しい見せ場を作ろうという努力は見られるが、どれもインパクト不足。ハッとさせるシーンはあるのに、恐怖が持続しない。
旧作から引用した恐怖シーンも多いが、比較すればその“粘着性”の違いは一目瞭然だろう(あと血糊の量の差も)。
フレディは相手に恐怖を与える事を至高の喜びとする怪物。相手をじわじわいたぶるその悪意が伝わらなければ、恐怖も半減だ。正面や背後から爪でドスッ!!とやるくらいじゃ、芸が無さ過ぎるじゃござんせんか。
とはいえ、睡眠不足から来る“マイクロスリープ”を物語に活かすアイデアは見事。クライマックスに向かうに連れて現実と夢の境目が消えてゆく様はかなり怖い。
前述通り、ハッとさせるシーンは幾つもあるのだ。しかし名作リメイクということで気負ったか、色々と要素を詰め込み過ぎた。
新しい見せ場をアレコレ詰め込むよりも、悪夢のシチュエーションをひとつひとつしっかり仕上げて、ねちっこい恐怖を演出して欲しかった。
とまあ旧作との比較で辛口になってしまったが、決して出来は悪くないのでスコア3.5判定。
旧作を知らない人なら0.3ポイント増しくらいで楽しめる……かも。
<2010/6/26鑑賞>
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