東のエデン 劇場版I The King of Edenのレビュー・感想・評価
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神山健治で羽海野チカ
後追いながらもテレビシリーズは面白く観てて、さあ劇場版ということだったが。
まだ終わってないということもあるが、舞台が広がってとっ散らかってしまった印象。
天才的な「空気感」の描き方
100億円の持ち金でより良い日本を作り上げる義務を課された12人のセレソンたちによる頭脳戦を描いたSFアニメの巨匠、神山健治監督によるオリジナルアニメの劇場版第1作目。
『攻殻機動隊』を始め革新的なSFアニメを手がける神山健治による政治色サスペンス色の強い世界観に、『ハチミツとクローバー』などで人気の羽海野チカのアイコニックなキャラクターデザインが組み合わさることで驚くほどポップでいてヘビーなメッセージ性を伴った作風で人気を博した2009年の深夜アニメの劇場版1作目にあたる今作。
DVDでの初鑑賞当時、大学卒業間近の身もあってか大学4年生で就活真っ只中の咲ら東のエデンメンバーたちの不安な気持ちに同調したり、劇中の大きな出来事として取り上げられている迂闊な月曜日に対して咲が「もっと何かすごいことが起こらないか」と不謹慎な期待を抱いたり、その迂闊な月曜日当日に20万人の人間を避難誘導した勇敢なニートたちをテロリスト呼ばわりする世間やネットの思いやりのない言葉など、人々が口にしないできない「空気感」を演出することが天才的にうまく、アニメらしからな綺麗事だけでは済まない物語に大いにハマっていた。
本作はそのアニメラスト以降の物語で本編ラストでの滝沢の王様にしてよというジュイスへの申請により、滝沢が実は日本の首相の隠し子であったという事実が判明するという新たな展開から始まる訳だが、再び記憶喪失になった滝沢や舞台がニューヨークから始まる点などアニメのストーリーを別の角度からなぞった様な描写が見受けられ、TVアニメシリーズと少し別モノなのではという印象を受けた。
ストーリーとしても王様申請を撤回しようとする滝沢と咲の2人と全く別の思惑で彼らを妨害するセレソンNo.6など劇場版と銘打ったものの地味な印象が強かった。
TVシリーズが好き過ぎる身としてはアナザーストリー程度に受け入れつつ、2作目に期待しておきたい笑。
2015年02月08日(日)1回目
2019年11月24日(日)2回目@キネカ大森
パート2観ないとちゃんと評価できないな
アニメ「東のエデン」の劇場版。
監督は神山健治さん。
OVA版のアニメ「攻殻機動隊SAC」を作った人。このアニメ大好きで何度も見てるんだけど、音楽やアニメのクオリティも素晴らしいが、何より脚本が良い。神山さんのお師匠さんは押井守氏だが、ストーリーテラーとしては既に師匠超えてると思ってる。
で、そんな神山さんの新しい作品がこの「東のエデン」。
たしか神山さん自身が書き下ろした小説も映画に先駆けて発売されたっけ。
以前アニメ版を観てココに感想を書いた。普通のアニメの半分、11話しかなかったので、かなり急展開で話が終わってしまった。それをどう結論付けるか?その辺り楽しみに観に行った。
アニメ版のラストで気になったのが「Juiz」に主人公滝沢が依頼した「王様」って何か?ということ。作中で登場人物の板津(パンツ)も語ってたけど、「王様」=「総理大臣」って展開はちょっと拍子抜け。しかし、普通に考えれば内閣は王政ではないので、総理大臣の私生児だったとしても、そのまま総理を引き継げるわけじゃない。。ってことは、映画のパートⅡでおそらくは違った展開、異なった「王様」の意味が提示される…んじゃないかな??
なので、パートⅠだけ観てこの映画の評価は出来ないな。。複線は貼りまくってるだろうし。
しかし、最後「Juiz」がトレーラーで運ばれてたけど、何でトラックで公道走ってんだ(笑)これはさすがに無いでしょ。。まぁ、TV版で播磨の脳科学研究所にあった「Juiz」の本体が移動されたとかって流れだったから、移動中だったのかもしれんけど。。セキュリティ考えると有り得ないわ(笑)
そういえば、作中のエデンシステムは、iPhoneアプリの「セカイカメラ」でコンセプトが実用化された。まだまだ「セカイカメラ」は不十分だけど、こっちも今後が楽しみな存在。
さて、改めてTV版と映画観て、やっぱり思うのがヒロイン「咲」の存在。
これだけイラつくヒロインも久しぶり。ほんとに観ててイライラする。自分で何も決断できない、ちょっとかわいいだけの、その辺に居る普通の娘なんだよ。。ヒロインになれるような存在じゃない。
まぁ、それはいいや。
その他扱ってるテーマとして「ニート」問題があるが、結局平沢は会社を立ち上げた。この辺り、おそらく今の既得権益者(ステークホルダー)からどう若者に実権を移すか、神山監督なりの答えがパート2で提示されると思う。それが今から楽しみ。
続編パート2は3月に公開予定。
次も必ず観に行くぜぃ!!
NYでデートするお話です。
ひょんなことから100億円を使える携帯を渡され「日本を良くしろ」と言われた記憶喪失の若者と、その若者を助ける大学生達の物語。
TVアニメの完結映画の前編です。TVシリーズでは、ダークファンタジーテイストの突飛な設定と、少しお洒落でスピード感もあるストーリー展開が楽しめた作品です。
ただ、突飛な設定をどのように終わらせるのか?がとても不安な作品でもありました。残念ながら、その不安が的中したような完結編でした。
完結編の前編であるこの作品でも結末への不安感が漂っていて、ストーリーに迷走感が顕著です。
2番煎じの記憶喪失や何故か映画を撮ろうとする緊張感のないセレソン。ニューヨークも記憶喪失も「過去をリセットして・・・」って設定なんでしょうけど、TVシリーズでやっているので、少々無理を感じてしまいます。もう少ししっかりとしたセレソンを設定して、丁々発止の攻防等があれば楽しめたのでしょうが・・・NYの街並みで二人をデートさせることだけを考えたような映画でした。
ただ、ラストへの期待感がまだあっただけに、極端なマイナス評価は自重しました。
50点
映画評価:50点
※この映画から東のエデンを観た方は置いてきぼりになるので、だからTVアニメ版から観てください。Let's go ahead!!!!!!
という訳で、TVアニメ版を観たという状態でのレビューをしたいと思います(まだⅡは観てないです)
アメリカにて咲の滝沢朗探しが今回のメインになります。
そんな状態で咲を邪魔するセレソンがいたり、逆に助ける側のセレソンもいたりと小競り合い等をしていくというのがストーリー
しかし、何故咲を邪魔したり、味方したりするのかという部分に説明がないので、その辺の意図が理解できない
前編、後編に分かれている以上、この時点で減点する気はないが
後編を気にならせる事には成功している
むしろ二部構成の前編としては、それが全てだと思う。
その際に飽きさせない作りも出来ていたので、その点も良い!総じて今言える事は「続きを早く観たい」それに限る
ジュイスのキャラが…w
目の前で起きてる事象にただ受け身だった登場人物達が、劇場版では各々がそれらを受け止め、能動的に動いてますね。
ここからやっと、本当の物語が動き始めたのかな、という感じです。
大体がこの物語、話が壮大過ぎてTVシリーズから話数が少ねえなあ…と思ってましたから。
滝沢朗と咲ちゃんの関係性も、恋愛未満なのが未だにもどかしいしw
いやしかし、今回の劇場版…本当アッサリしてますことw
アバンタイトルらしいのもなく、冒頭からサクサク話が進みます。
映画だからと、肩肘張ってないんですね。
やたらと凝ったCGの多様などもなく、TVの続きをじっくり丁寧に見せてる感じです。
逆を言えば、TVシリーズを観てない人には、ちと厳しい内容ですが…
そんで今回、一番印象的で笑ったのが…ジュイスの受け答えでしょうw
感情を露わにしてるのは、人工知能が成長したからでしょうかw
後編ではどんな暴言吐いてくれるのか??
それも楽しみにしつつ…うちの地域の後編上映をひたすら待つことにします。
兎に角、一日でも早い公開を!
受理して!
ノブレス・オブリージュ!
面白かった!けれど、、、
素直に面白かったです。
観にいってよかったです。
TV版が好きであれば観にいって全く後悔しないと思います。
TV時の伏線を回収して、スッキリする点ありです。
しかし、続編の尺で取りこぼしちゃうのでは?
と、思うほど、なんかいろいろ残ってます。
爽快に続編で終わらせることを期待します。
持てるモノの義務
面白い!90分、調度良い。
テレビシリーズと地続きで、テレビシリーズ観てない人にはまったく難解。観てても難解。
加速する物語と、深まる謎。
2部に向けて物語はピークに。
まったくこれだけじゃ成立しない映画。
テレビ版観て、劇場版2を観て完結する。
商業的な陰謀を感じつつ、だけれど面白いから仕方がない。
今回オープンテーマ、エンディングテーマともにテーマシリーズから一新。
オープンがOasisじゃなく、普通に邦楽。
版権の問題なのか、残念。
エンディングテーマはテレビと同じバンドの新曲。
テーマ曲はどちらもテレビ版からそのまま流用で良かったと思う。
残念。
本編は、テレビ同様のノリで進む。
テレビシリーズから映画のような構成だったから、違和感はない。
ジュイスが忠実な人形のような人かと思ったけども、
感情をあらわにするシーンがあって好印象。
ジュイス役の声優さん、巧い!
「〜〜〜な救世主たらんことを」という決めゼリフ(捨てゼリフ?)の「〜〜〜」部分が毎回、粋な言葉遣いだ。
最終編への渇望を煽る点だけでは大成功!!
テレビ版総集編は観賞済み。
この日が来るのを、首を長くして待っていました。
劇場は
平日にもかかわらず、男女半々で
学生層を中心に半分は埋まっていました。
☆彡 ☆彡
え~、これでおわり?!
つづきが、超気になるんですけど(苦笑)
まさにこの二行に尽きます。
エンドロールが流れ始めた瞬間
「えっ」と小さく声を漏らすと同時に
苦笑いを浮かべ、体をモジモジさせてしまいました。
しかも、エンドロール後につづきが流れると思い、ジッと待っていたのに、
そのまま終了。続編への渇望を煽る手法としては大成功と言えるのかもしれません。
しかし、続編は当初1月の予定から3月に延期。う~ん、待たせすぎだぞ(苦笑)
作品単体で観ると
クエスチョンマークが点灯します。
前半、あまりにもじらし過ぎです。
後半、一気に取り戻しますが、その真ん中ぐらいの
ペースで最初から最後まで、通してもらえるとありがたかったです。
だって、後半は、
次にどうなるんだろうと
気になると同時に胸が締めつけられましたから。
だからこそ、繰り返しになりますが、あの終わり方。あ~、つづきがきになる。
前半のリズムの悪さは
客席にも伝播してしまい、
作中のギャグがことごとく滑っていました。
終盤の一箇所、
私は声を出して笑ってしまいましたが、
そこも他の皆さんは無反応でした(苦笑)
◇ ◇
まず、いないとは思いますが、
テレビ編か総集編を見ていないと、
ストーリーは理解できないと思います。
ざっくり振り返りはありますが
『レッドクリフPartⅡ』や
『20世紀少年』ほどの丁寧な説明はありません。
『ハチクロ』が好きだから、とか
『3月のライオン』が好きだから、とかでいきなり来るのは危険です。
何も知らない人は、
事前に見るか、知っている人を伴って、御来場下さい。
☆彡 ☆彡
さぁ、あとは
締めくくりを残すのみ。
結構な量の前振りがありました。
これがどのような結末を迎えるのか、とても楽しみです。
最終編への期待値込みでA-とさせていただきます。
はやく次を観たい!
評価できないというのが評価です。2とあわせて初めて評価できると思います。
ただやはり東のエデンです。おもしろい!続きが気になる!!
今回は伏線どまりですのでそれもあって、2を1ヶ月ちょいで上映しようとしていたのでしょう。3月はちょっと長いです。
ぜひみておきましょう。よろしくどうぞ。
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