カーズ2のレビュー・感想・評価
全52件中、41~52件目を表示
面白ネタの過剰積載
ピクサー最新作『カーズ2』、待ってましたの公開です。
僕は辣腕スパイ・マックミサイルを演じたM・ケインの
柔らかな口調が好きなので、本当は字幕で観たかったんだが、
どこもかしこも吹替版しかやってないんですよね。
悲し。
けれど吹替版も上手いので、途中からは全然気にならず。
そういやメーターの声ってぐっさん(山口智充)が演ってたの?
全く気付かなかった……。ホントに芸達者やね、この方は。
さて、今回の続編はアクション満載仕様。
007シリーズよろしく序盤から大掛かりなアクションが展開され
随所に盛り込まれたカーチェイスシーンもハイスピードで迫力十分だ。
猛速でロンドンを駆け巡るクライマックスにも大興奮!
ピクサー作品ってCGアニメでありながら、
時々実写と見間違うほど画が緻密なんで、
アクションも実写並かそれ以上の迫力に感じる。
そして、歴代ボンドカーの美味しいトコを総取りしたような
新キャラ・マックミサイルが良い! 007チックな秘密兵器がわらわら登場するので、
彼が動く度に『次は何? 次は何?』とワクワク。
けど、彼を含めた新キャラ達の人物描写に
前作ほどの深みがなかったのは残念な点。
あとは色々と要素を盛り込み過ぎて話の展開がちょっと散漫かな。
スパイアクションにレースに友情物語に異国探訪……
2時間足らずの尺でやるにはかなりキツそうな容量。
加えてパロディネタも満載してたし。
(ところでトイレ内での格闘シーンは『007 カジノロワイヤル』ぽかった。
車同士の格闘なんて見たことないし、しかもかなり壮絶(笑))
空気読めなさ過ぎなメーターにもさすがにイライラ。
ま、最後はしっかり反省してたし、友達を救おうと必死になる姿も素敵だった。
それに、どんな所でもマイペースで生きられる奴って、ちょっとだけ羨ましい。
心を打たれたのはイタリアで出会ったルイジの叔父のセリフ。
「親友だったら、どうして『変われ』なんて言ったんだい?」
そうだよね。場所や時代に合わないと分かっていても、
それでも変わってほしくないものって世の中にはある。
アクションやパロディに力を入れ過ぎたせいか、
キャラ描写や物語にいつもの深みがなく、
ピクサー作品の中では不満の残る出来かな。
けど、期待し過ぎずに『またあのキャラ達に会いたいなあ』
くらいのラク〜な気持ちで観に行けば、バッチリ楽しめると思いますよ。
<2011/8/7鑑賞>
ピクサーにしては・・・
ピクサーは脚本が優れていることが高い評価を得ている理由だと考えていますが、今作はその脚本がいま一つです。レースとスパイと友情・・・、欲張り過ぎの脚本にはまとまり感がありません。幼児だと上映時間の長さと内容のむずかしさで飽きてしまうかも。(うちの子供は飽きていたようです。)
ただし、CG技術は本当に素晴らしいですし、大人であれば楽しめる人が多いとは思います。ともかく脚本が残念でした。
PS
同時上映の短編アニメ「トイ・ストーリー/ハワイアン・バケーション」はとっても楽しくてトイ・ストーリーファンにおすすめです。
初ピクサー
ピクサー映画のキャラクターがどうしても受け入れられず、今まで
ひとつも見てませんでした。
この2をみるために、家でカーズを見てから鑑賞しました。
1より楽しめました。
でも子供向けの感を払拭できずに終わってしまった感じです。
メーターの馬鹿さ加減が限度を超えている点が少し気になりました。
自分にはピクサー映画、もうお腹いっぱいです。
観終わってスッキリ、いい一日だったと実感する
冒頭はまるで007/ジェームズ・ボンドを彷彿させる展開で、いきなり話に引き込まれる。しかも英国スパイのマックミサイルは、あのボンドカー、アストンマーチンDB5がモデルだ。
きっちりボンドガールも登場する。事務職のエージェントでただの連絡係だったホーリーが、諜報活動の現場に放り込まれるあたりは本家さながらの展開だ。音楽はボンド・シリーズというより、トム・クルーズ&キャメロン・ディアスの「ナイト&ディ」のように緊張感と遊び心がミックスしたアレンジで楽しませる。
そんなスパイ活動に巻き込まれるのが、マックィーンではなく、ポンコツレッカー車のメーターというところがこの映画の面白いところ。
人間でいえば、トム・クルーズのようなハンサムではないメーターを主役に抜擢して大活躍させる設定が、この作品を1作目のただの二番煎じにしなかった。
しかも陰謀を企む組織の黒幕が誰なのか判らないサスペンスの要素が加わり、最後まで楽しめる。
主役の座をメーターに譲ったとはいえ、マックィーンのレース・シーンも満載だ。
とくにワールドカップ第1戦の東京は、かなり日本文化を研究したとみえて爆笑だ。誇張するところは誇張しながら、日本のこころを踏みにじらない配慮がある。
肝心のレース・シーンはカメラワークが絶妙。走ってくるクルマに正面から向かっていく映像はとくに迫力がある。また、車種によるエキゾーストノートの違いは、現実にはありえない異種間レースの醍醐味が味わえる。
スパイ活動に巻き込まれるメーターと、レースで世界を転戦するマックィーン、一見違った道を進むふたりの接点をうまく織り込んだ脚本が上手い。
別れながらも、最後は互いの友情を確認し合うお決まりのエンディングだが、観終わってスッキリする。いい一日だったと実感する。
前作に引き続き、素晴らしく仕上がった映画です。
車好きには堪らない作品です。
大人でも十分に楽しめると思います。
この作品の売りはピッカピカの車の反射が美しいとこですね!
ストーリは、007をかなり意識した作品で、終始ハラハラ・ドキドキ楽しめます。
舞台はアメリカと日本、イギリスでそれぞれ1/3づつの配分でしょうか?
日本の文化を適度に楽しく表現されていて好感が持てます。
なんといっても私の元愛車....フィガロが沢山出てきて嬉しかったです。
フィン・マックミサイル の装備......凄いです!.....そして、かっこいい!
その相棒のホリー・シフトウェルは可愛い....。
最後は、ハッピーエンド.....スカッとしますね!
ほとんど、メーターが主役とも思える作品です!
思わず、メーター付きのドリンクも買ってしまいました.....。
しっかり付いてました.....左側に.....映画を見た方なら分ります....嬉しくなるね!
子供より大人の方が、より深く味わえるかもしれませんね。
●『トイ・ストーリー3/ハワイアン・バケーション』
先ずは、おまけの短編が毎作品ごとに豪華にってついに『トイ・ストーリー3』の続編が短編となって帰ってきました。メンバーのなかでラブラブのカップルとなったもの同志の告白顛末がショートストーリーで綴られます。
熱いプロポーズをハワイのワイキキでと熱望しても、人形ゆえにハワイ行きはままなりません。そこで仲間たちは、こぞって居ながらにしてハワイに行った気分を味わえる演出をして二人を祝福します。涙ぐましいその演出アイディアの数々にトイ・ストーリーのメンバーたちの強い絆を感じさせてくれました。
しんし、肝心の二人は仲間たちの用意してくれた、ワイキキのサンセットの舞台よりも屋外を洗濯してしまいます。何と屋外は、雪が降り積もるスノーホワイトでした。
これはこれでなかなかロマンチックと思っていたら、短編ならではのオチがついて、笑い手でお終いとなりました。もうちょっと見たかったなぁ~。
でも、メンバーがその後も幸せに暮らしているようで、何よりです。
●『カーズ2』
人間は登場せず、車を人に見立てた世界を描く、ディズニーとピクサーのアニメーション。「カーズ」の5年ぶりの続編です。
人情たっぷりとホロリとさせられた前作に比べてて、今回は舞台をワールドワイドに拡大させ、スパイアクションも取り入れるなど作品スケールが大きくなっていることが特徴です。
特に、今回はストーリー全体が、「007」シリーズのパロディーになっていて、秘密兵器満載の「ボンドカー」を思わせる車が、英国スパイカー、フィンとして登場。おまけにセクシーなボンドガールらしき車も活躍します。冒頭から本家「007」同様のアクションが、ダイナミックに演じられるのが楽しいところですね。
また背景には、いま注目されている新型燃料と石油を巡る巨大な陰謀が隠されていて、事件を起こす黒幕も、意外な人物だったというドンデン返しがあり、結構ストーリー面でも楽しませてくれました。この面白さは、子供より大人の方が、より深く味わえるかもしれませんね。
とにかく、登場するキャラは漫画チックにデフォルメされた車ばかり。それでいて、結構シリアスで迫力あるスパイアクションに仕立て上げてしまうのは、ものすごい想像力の結晶だなぁと感動しました。
さて、今回の物語でも天才レーサーのマックィーンと、親友でおんぼろレッカー車のメーターとの友情は不滅。
世界最速を決めるワールド・グランプリに参加することになったマックィーンは、ビットチームにメーターも加えて同行することになりました。ところがお決まりのように、お調子者のメーターは、あちこちで失態を繰り返し、マックィーンに恥をかかせ放し。
ついに業を煮やしたマックィーンは、チームからメーターを追放します。しかし、マックィーンに魔の手が及んだとき、メーターが思わぬ活躍を見せて、マックィーンを危機から救います。やはり二人の友情は普遍だったのです。
今回のワールド・グランプリは新型バイオ燃料の普及を目的にしたもの。それを阻もうとする黒幕は、レースで新型燃料を採用した出場車を次々破壊していきます。それでも新型燃料の使用に怯まないマックィーンにも危機が迫っていたのでした。
また、メーターも英国スパイの改造を受けて、スーパーカーに大変身します。前作を見た人なら、その大変身ぶりにぶったまげることでしょう。外観はボロだけど、フィンによって007ポンド仕様となったメーターの活躍シーンがなかなか痛快でした。
最大の見どころは、レースが行われる東京、パリ、イタリアのボルト・コルサ、ロンドンなど、世界の都市を描いた映像です。
光り輝く都心のビル街、改築前の歌舞伎座、赤ちょうちんがともる路地。見慣れた東京の風景が、魔法のように魅力的に映ります。芸子の舞いや相撲の勝負など全部車たちが演じているのに、なかなかリアルティを感じさせてくれました。
その秘訣は、ネオンなど細部が精密に再現されていることでしょう。街の風景など、見慣れた都心のどこかに似ていて、実写よりも実在感を強く感じてしまいます。かつて日本の怪獣映画で見たミニチュアの街や、ジオラマ模型の魅力に似ているかも知れませんね。 パリやポルトーコルサも、見事に別世界として表現されていました。今回は2Dでみましたが、実写では不可能な展望が立体によって奥行き感はなかなかのものでした。これが3Dなら感動ものでしょうね。
ところで、よりスパイアクションとして、シリアスに楽しみたい方は、字幕版がお勧めです。英国のスパイカーのフィンの声をマイケル・ケインが担当しているので、よりそれっぽく聞こえてくるでしょう。フィンのナンバー「314FMCM」の「314」はマイケル・ケインの誕生日「3月14日」が由来なんだそうです。
よりコミカルに楽しみたいムキには日本語吹き替え版がお勧めです。メーターの吹替えを担当するぐっさんの台詞回しがメーターにぴったり。メーターのひょうきんさを台詞回しで倍増していました。
無心でドタバタを楽しもう!
おしゃべり能天気のメーター鬱陶しい。。
妄想膨らましたミニカー遊びをそのまま具現化した印象。
ストーリーそっちのけ。しっちゃかめっちゃか。
ジョン・ラセターの趣味全開!
その暴走に呆れつつも慣れると次第に面白くなってくる。
ドタバタ満載で楽しい。
ボンドカーばりのフィンのアクション最高!
しかし,やっぱり不満だ!
スパイ大冒険は要らんから,
素直に世界を駆け巡るグランツーリスモにしてほしかった。。
子供を連れて行ったお父さんがハマっちゃう作品
今回の内容は、スパイもののお話にレッカー車メーターが巻き込まれ後々、彼の親友・マックイーンも巻き込まれていく展開。
今回の主人公はどっちかっていうとドジで間抜けなおんぼろ車・メーター寄りの話です。
でも人間でもそうだけど、いくらドジで間抜けでぶちゃいくでも性格が大らかで優しかったら誰からも愛される、半分ピエロ的な要素があっても、それを受け入れて尚、周囲を思いやる気持ちがあれば、ヒーローになれる…そんな「いかにも」なディズニー的要素をきちんと持った内容でした。
イギリス・スパイものを受けてフォルクスワーゲン=空冷式エンジンをネタにした符牒とか、007ばりの改造車とか出てくるのは大人の楽しみドコロ。
ガソリンをやめて環境エネルギーに切り替える流れとか、イマドキな話題が結構散りばめられています。
またレースの場は日本に始まり、フランス、イタリア(思い出だすにモナコ&多少バチカンもあった)、そして最後の舞台はイギリス・ロンドンと舞台が変わるのだけど、それぞれの街並みの美しさが秀逸!
日本も鳴り響くドラ以外はよく表現していたし(なんとウォシュレットまでパロディってネタにしてる!)
やはり「あ”~ヨーロッパ行きてぇ~!」って誘われるものがありました。
一番きれいに感じたのはパリ辺りかな?
実写と相まっていたようなリアル感。。。。これが3Dになることで都市に立体感や奥行を出して、ことさらリアルな表情を描き出していました。
最後の中国の兵馬俑をもじった車版とか本当に一瞬しか映らないところに製作サイドの遊び心を感じてしまったりして…。
ライバルとして今回登場したオープンホイールのキザなプレイボーイ風イタリア男風「フランチェスコ・ベルヌーイ」も最後はマックイーンと
なんとなく仲良くなっていた(?)のも和めた~。
個人的にはマックイーンの懐深さが好きかも…。
あれだけスターになって尚、ダサくて知的レベル低いメーターを大切にできる優しさを持つって、なかなか出来ない。
やっぱりマックイーンが好きって思ってしまいました。
また同時上映の「トイ・ストーリー: ハワイアン・ バケーション」も
映像が綺麗で楽しめました。
トイストーリー3において光の使い方がなんとも叙情的だったピクサー期待の星:アート・ディレクターの堤大介さん、今回でも夕陽のシーンとかを、またディレクションするのかな~?…と期待しましたが、今回のプロジェクトに堤さんは参加されていませんでした。
…と思ったら、後からwikiで見たら堤大介さん、カーズ2ではすし屋の板前さん役??(メーターがピスタチオアイスと間違える)
「ダイスケ・ダイス・ツツミ(堤大介)」ってなってる~!!
ちなみにピクサーもう一人の日本人社員、
小西園子さんも「トイレ音声」役で出られているんですね(笑)
内臓装備にびっくり!前作観てなくても楽しめた!
前作を見ていないし、車・メカニックにも詳しくないのですが、楽しめました
これってアニメーション?実写との合成じゃなくて?っていうぐらいの景色と、カーレース・アクションシーンは迫力ありました
ただ・・・、長い!!(2時間)
最初は感動していた、カーズの動きやアクションも2時間はやや飽きるのと、3Dメガネで疲れた・・・
でも、車の特徴とかいっぱいでてきて、私は全く分からないんだけど、車好きの男子にはたまらないのかと思います。
そして、吹き替えなんて長らくみていなかったのですが、映像の中の手紙も日本語に翻訳されてて感動した。すごい!ディズニー!子どもと行っても楽しめるね。
ま~ったく詳しくないけど、英国スパイのフィンがかっこよかったわ
微笑ましい
アニメで しかも車なのに、感情や 表情の描写が細かくて 感心しました。 私ごとですが(『シュレック』に引き続き、)第一作めを観ずに 『カーズ2』から鑑賞。キャラクターやストーリーなど、無知の状態でしたが 心配をよそにすんなり入っていけました。 たぶん、舞台の一部が “日本だから”というのも 理由かな。
天才レーシングカーのマックィーンと おんぼろレッカー車メーターの珍コンビが、前作の舞台ラジエーター・スプリングスを飛び出し、日本をはじめフランス、イタリア、イギリスと ワールド・グランプリレースを転戦。 その道中で スパイ工作に巻き込まれていく姿を描く(作品情報より抜粋)。
どのキャラクターも 個性的でステキでした。 車だけに 走りの効果音や、レーシング・シーンの臨場感は 本物顔負けで(個人的に)満足。 「もっとリアルに…」と欲張ると、アニメじゃなく 『ワイルド・スピード』を見なさいと 言われそうなので、言及を避けます(笑)
また撮影方法や 舞台だけでなく、ストーリーも “学び”がある部分が『トイ・ストーリー』などと並んで 良かったと思うし(『トイ…』は オープニングのショートフィルムで 観られます)アニメには珍しい サスペンスな部分も楽しかったです。
プレビューにもありましたが、“日本の紹介の仕方が アメリカ・チック”で 面白かったです。 相撲、芸者、お寿司、ネオン(看板)、そしてウォシュレット。 間違ってないけど、ちょっとズレてるところが「お悔やみ申し上げます」でした(笑)
マックィーンの声に オーウェン・ウィルソン(『マーリー世界一おバカな犬…』の彼、英語が聞き取りやすい)、フランチェスコの声に ジョン・タトゥーロ(『トランスフォーマー』のセクター7のおっちゃん、イタリア系アメリカン)、秘密捜査官・フィンの声に マイケル・ケイン(『バットマン』の 執事のおっちゃん)、皆さん 良かったです。
カー・レースがメインのお話なのに、カッコいいと言うより 可愛い☆ ボコボコ・おんぼろのレッカー車・メーターが 一生懸命なところが微笑ましいです。 旅行気分も味わえるので、夏休みにぴったりの作品です☆☆
全52件中、41~52件目を表示