宇宙(そら)へ。のレビュー・感想・評価
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アメリカ宇宙開発の歴史を垣間見る
アポロ計画、人類初月面着陸。
そして不幸な事故。
宇宙開発の光と影を記録し続けた作品。
宇宙から見た地球は本当に美しい。
大画面で見てほしい作品です。
「運」は、時に、宇宙飛行士、最大の武器
映画「宇宙(そら)へ。」(リチャード・デイル監督)から。
ちょっと期待しすぎたのか、内容的には不満が残るが、
「1958年のNASA設立から50年」という
人間で言えば、自分史的なドキュメンタリーと理解すれば、
こんなものかな・・と思う。
それは、私が1958年生まれだったからかもしれない。
そう、自分の50年(51年)を振り返ると、
なぜか節目節目で「宇宙開発」が、インパクトを与えていた。
小学校高学年、好奇心旺盛の時期に、アポロが月に着陸し、
大阪万博で何時間も並んで「月の石」を観た。
その衝撃が、高校の時に「天文部」へ入部させ、
就職してからの「日本宇宙少年団」リーダー参加へと繋がっている。
「ランデブー」「ドッキング」なんて単語は、
この宇宙開発の過程で覚えたためか、今でもワクワクする。
当初のロケット打ち上げは、(ロシアンルーレット並の)5回に1度の失敗。
打ち上げに成功するのは、理屈では証明できない不確かな「運」だけど、
だからこそ、作品の中で何度か繰り返される、この台詞が存在感を示す。
「『運』は、時に、宇宙飛行士、最大の武器」。
PS.
自分史なら、ライバル「ソ連」のことにも触れて欲しかったな。
現代の技術では「月着陸」が出来ない、という話を裏付けるように、
NASAの月再訪計画が見直しされることとなったらしい。
アメリカは、本当に「月」に行ったのだろうか?(汗)
『ROCKET MEN』。
ソニーピクチャーズは、テーマ曲にゴスペラーズを使い、
公開初日から2日間を500円にしてその後の呼び水にする大胆作戦をとったようです。興行成績は公開から2日間で決まると噂で聞いていますので、この作戦が吉となるのでしょうか???
おじさん、まんまと引っかかりました。そりゃ、新作が500円なら他のは置いておいて行くでしょう。
で、映画の内容は・・・・・
もっと、宇宙からの美しい地球の映像とかを期待したのですが
だたのドキュメンタリーでしかもどこかで見たことがある映像ばかりでした。
NASAの記念作品なのでアメリカ万歳って感じの創りです。ソ連に負けた話はまったく出てきません。
原題は『ROCKET MEN』。こちらの方がぴったりです。
「宇宙(そら)へ。」はシックリきません。
ナレーションも映画のオフィシャルサイトで読んだ物がそのまま語られてしまってちょっとがっかりです。ソニーさんオフィシャルの造りが雑じゃありませんか。
芸人みやさこがナレーションをやっています。これは、うまかったと思います。(個人的には声の高さがもう少し高いか低いかだともっとナレーション向きの音になると思いましたが)
ということで、500円の映画でした。これを1800円で見たら多分怒ります。
NHKで日曜日の午後10時から放送すれば充分です。
特に、迫力もないので劇場でやる意味がわかりません。
地球の美しい映像を期待するのであれば行かないほうがよいでしょう。
宇宙とかロケットが好きな上、ドキュメントが好きな人なら
21日、22日限定で500円、ということもさることながら、上映前から楽しみにしてました
まずこれはドキュメント映画ということを知った上で鑑賞してください
私は、シャトルからの美しいハイビジョン映像がたくさん見られると期待してましたが、そうではありませんでした
製作はBBCというのは知っていたので、NHKと協力関係にある同局が作るのだから、NHKからの宇宙のハイビジョン映像沢山があるだろうと、勝手に期待してました。しかし本作品の原題「ROCKET MAN」からわかるように、作品の主な展開は、USAの宇宙開発史のみで作られているといっても過言ではありません。1960年代から始まるロケットの開発から月面着陸が作品の3分の2を占めているので、当然当時の映像から言ってハイビジョン作成ではないです。それでも十分宇宙と言うものが体感でき自分としては満足できましたが
ちなみに米国と激しく宇宙開発分野で争った、旧ソ連については全く言及されてません。
あえて不満を言うならば、勝手に期待していた「地球軌道上からみた美しい映像」というのがちょっと少なくて迫力に欠けた」というてんでしょうか
ロケットの成功、月面着陸、シャトル開発、これらの栄光と挫折を米国の視点のみから描いたドキュメントムービーと言えます
昔はこのようなドキュメント物は散見されましたが、最近は派手な作品ばかりで、こういう分野の映画は珍しく思うので逆に新鮮かもしれません。
もちろん悲惨はあの事件、この事件についても触れています
親子でどうぞ
念のためネタバレチェック
あまりに暇だったからもともと観るつもりがなかった本作を観に行こうと思って劇場へ行ってみるとなんと、料金が500円!あまりの安さに一瞬フリーズした(後で分かったことだが、21,22日のみだったとのこと)「まあこの値段だから、ハズレでもいいか」と思い着席(字幕版が観たかったのだが吹き替え版しか上映してなくて残念) 結論を先に言うと、ハズレではなかった しかし、それはこの値段だからこそ 本料金を払って観ていたらとても後悔していたと思う
で、気になった点
ナレーションを担当するのは宮迫 声はイイのだがやはりそこは素人、少し聴きづらかった
全体の流れとしては、ロケット・スペースシャトルの建造、乗組員紹介、発射シークエンス、宇宙でのミッション、帰還 そしてまたロケット・シャトルの建造の繰り返し もちろん、ミッションの違いや、この流れの中に大事故、帰還後のパレード等があるのだが、正直飽きる しかし、発射時の演出上の音楽がいろいろとあり、盛り上げていたので、まあ寝ることは無かった
話が現在進行形の事実なので仕方が無いが、終わり方が気になった もう少し現在、そして未来について言及してほしかった
総じて
大まかな歴史だと思うが、実際の映像と音声で構成されていて勉強になった(といっても宇宙航空史について少し知識が増えたというだけだが)し、値段(500円)分は楽しめた
ただ、この映画は大人向きではなく、小・中学生向きだと私は思う(それを考慮しての値段設定だったのかなと推測してみたり・・・)
後、注意してほしいのが吹き替え版とはいえ、全てが日本語ではなく、体感だが、比率としては英語(日本語字幕):日本語(宮迫ナレーション)=7:3といったところということ そういう意味では特に小学生には観づらいのではないかと思う
監修にはあの毛利氏、テーマ曲はゴスペラーズでエンドロールも良かった
蛇足だが、シャトルからの命綱の有無にかかわらず、宇宙空間に独りで出て行くのは観ているだけでもかなりの恐怖を感じた 反対に、月面をピョンピョン跳ねている宇宙飛行士はさながら月のウサギに見えて笑えた
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