空気人形のレビュー・感想・評価
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空っぽの人間と満たされる人形
命があることとないこと、心があることとないことのデメリットとメリット。空っぽの人間は愚かで、満たされる人形は何ともうらやましい。ただ心を持った人形の心が空っぽになったとき、これ程残酷なことはない。自ら選択してゴミになったとき、命ある空っぽな人間たちの心が少しだけ、ほんの少しだけ満たされる。人間は選択してゴミになることは出来ないのだから、なんとかして生きていかなくてはならない。
ペドゥナがはまり役すぎる。顔、スタイル、喋り方、全てにおいて完璧。キャスティングにセンスあり。人形から人間になる時の描写や映像がすごい。リアルに感じる。空気を入れる時はなんとも妖艶で、彼が空気を入れたい、と思うのも分かる気がする。
切ないピノキオみたいな
主演の韓国女優さんがかわいくて素敵。
それでも切ない人形に撤していて、男性を喜ばすストーリーと途中までなってます。
途中からは、自意識が生まれてしまって逆に男性にとって不都合な存在へとなっていきます。
切ないおじさん役達の迫真の演技も見ものです。
ペ・ドゥナを観る映画
公開時に観に行こうと考えてて見逃したのをデマンドで。
是枝監督作品というのは最近まで知らなかった。
これはファンタジーなんだけど妙なところにリアリティさが混じり、なんとも言い難い肌触りの映画でした。
性をちゃんと描かないタイプかな?と思わせてガツンと殴ってきたり。綺麗で穏やかな世界を見せる風でヒリヒリと痛い。正直、監督は何をどう見せたいのかわかならかった・・・。
ペ・ドゥナが文字通り体当たりの演技で彼女の姿を見るぶんにはいいかもしれない。ARATAとの愛撫は邦画史に残るシーンと言えるだろう。
今の時代だからこそ
作中の多くの人が空気人形
主人公の女の子は、空気人形だけど
彼女が一番中身のある人だった。ような。
彼女の愛し方は誰よりも純粋。自分と似た雰囲気の彼に惹かれるのも自然じゃないかな。
人の役に立ちたい、誰かのために生きたい、必要とされたい
生きる目的を持とうとする彼女に対して
ただなんとなく、誰かに迷惑をかけるわけでもなく、
ただ生きている人間
何かを欲するような、欲していないような
ペ・ドゥナもARATAも綺麗だった。
空気人形が生きてることに対して、
みんな飲み込みが早すぎる気もするけど。(笑)
おかしいよ。ひどい映画です。どうして評価されてるの?
おかしいよ。
ふつう、愛を注いでくれた主人を好きになるべき。
なのに顔がかっこいいから、通りがかったイケメンを好きになるの?
主人は不細工だから気持ち悪がっているの?
なんてひどい。
人形だから純粋で、何もわかってないからイケメンをころしてしまって自分も捨てられて可哀想ダナー
と思わせようとしてるんだけど、
そもそもの設定がおかしいよ。意味不明すぎる。
イケメンが好き、って感覚はあるのかよ
こんなに中身のない脚本の映画がよく評価されているな。
好き
空気で膨らますお人形が動き出してレンタルビデオ屋さんでバイトするっちゅうファンタジー
公開当時すごく評判良かって見てみたいと思ってたの勇気出して!
お人形のぺ・ドゥナがすっごくきれいでかわいくてキュンキュンする
冒頭、板尾さんがダッチワイフ(言っちゃうけど)と暮らす様子が
とても清貧でつましく、なのにお部屋の小物がかわいいものいっぱい(笑)
潔癖性なので人間じゃなくお人形相手なのかな?つー好感度(笑)
井浦新改めARATAくんはビデオ屋の店員でお人形と恋に落ちるんだけど
もう、若松監督のときのARATAくん(三島由紀夫役や軍人役)とは
これまた別人でステキなんだ♪
これは芸術!と言いたいクオリティの高い映像がファンタジーを高めるね
是非女性におすすめ!
目が離せない
観ている途中で気持ち悪くなって何度か一時停止ボタンを押した。
話の展開はとても秀逸。内容が刺激強くてもう2度と見ることはないけれど、見る人を飽きさせない、目が離せない、とてもいい映画だと思う。
あとね、映像がきれいだ。
是枝監督だったのかビックリ
心が芽生えた人形に突きつけられる現実。それが観客に刺さる。
これだけ違和感のある設定に自然と感情移入させるのはやっぱ日本の監督にしか出来ない芸当じゃないだろうか。
ワールズエンドガールフレンド
ワールズエンドガールフレンドが
好きな友人から教えてもらい観ました。
ただただ切ない。心を持つって切ない。
片想いしてた時に観たんで、なんだか観たあととてつもなく苦しく思考停止しました。
好きなの
この映画はずっと観たかったのですが、なかなか観れたのでやっと、と思って観ました。心を持つことの切なさや喜び、反対に性欲の代用品として人形に生まれた運命。監督独特の美しい世界観のなかで儚くも強く、描かれていてとても魅了的でした。
オダギリジョーの存在がとても大きく感じられました。韓国の女優さんですが、言葉の感じも片言になりすぎず、抜群のスタイルに反して可愛らしい仕草がとても印象的でとても素敵でした。
ペ・ドゥナかわいい
こんなにも静かで瑞々しい映画もたまにはいい。
私が好きなタイプの映画だった。
性描写がグロいとかなんとかという評もあるようだが、それは特に大した問題ではないと思う。その性描写の本質こそが美しい。
風立ちぬに通じるような何かを感じる。
是枝監督作品というのをこれで初めて見たのだと思ったけれど、本当にすごい力を持った監督だなと思った。
それほどの大作というわけでもないから、これくらいの点数評価になった。
それにしてもペ・ドゥナはこの作品に実にハマっている。
春の日のクマは好きですか?はペ・ドゥナだと思ったけれど、そういったのほほん系な人、ふんわりした空気を持っている人。
まさに彼女が空気人形だと思った。
柔らかく瑞々しいということは、それはそれでとてもドロドロといびつなものを内包している。
そんなふうにメッセージを捉えることもできる。
それはこの作品だけでなく、是枝作品全体にそういうものを感じなくもない。
まあ、いいんじゃないですか。と素直に思える作品。
ピュアな映画
気持ち悪くなるシーンもあったけど
なんだか総合的に好きな映画だった。
ペ・ドゥナさんの雰囲気とかナレーションとか
空気みたいに薄くて透明できれいでよかった。
(空気人形)他にもいるんでしょ?っていう所
なんだかぐさってきて、あーあって思った。
切ない純粋さ
人間が生まれてから大人になるまで
良くも悪くも沢山の経験をしてくるものが無ければ
もしかして人は、みんなこれほどピュアな心を
持つのかも知れない。
そんな気持ちにさせられた作品です。
登場する諸々の人たちが繰り広げる日常が
汚れを知らない主人公との対比で、そんな感じを
思わせたのかな?
エロティックなシーンは少しあるが、作品のピュアさの中では
あぁそんな部分もあったなって感じ。
主役のペ・ドゥナさんの透明感は、この作品のイメージに
とても合っていました。
他の作品も観て、もうちょっと彼女を知りたいと思いました。
あえて言えば、エンディングが微妙かな。
監督のメッセージが伝わらないわけじゃないけど
映像は洗練され、役者も良い(特に板尾氏)。ラストも納得。
けれど、今ひとつノれなかった。空気人形の過剰なピュアに、食傷気味。なまじペドゥナが巧いだけになおさらだった。
意志を持った人形が、性の道具としてでなく、人から必要とされたいと痛烈に願う。
じゃ、その男ウケ狙いむきだしを、まずやめては。コスプレやヒラヒラのミニスカ、内股のちょこちょこ歩き、スキップ、たどたどしく「あなたになら何されてもいい」完全に漫画の妄想系ロリータキャラである。
美少女のダークファンタジーといえば、アカデミー賞受賞作『パンズラビリンス』あの主人公も、それは可愛かった。可憐な姿や幼い言動は、確かに無垢を際立たせるだろう。
ただ、映像に合わせるあまり、心理が矛盾してはいけない。美少女は、人任せの受け身な生き方をやめたのだ。ミニドレスより、例えばジーパンを一回でも着れば、その哀しみがよりリアルだったと思う。
『パンズ〜』で、ドレスを泥んこにして闘うオフェリアに比べ、砂場でも野宿でも汚れない空気人形の隙の無さ…
周囲の人間も、服と同じ役割をする。通りすがりの過食症の女、お局OL、ヲタク、父子家庭などが人形と何度も対比され「ねえねえ、このコ純粋でしょ?」「ピュアでしょ?」「健気でしょ?」確認の声が聞こえてきそう。
見かけだけキレイに整え、無垢をアピるほどに野暮ったく見えてしょーがない。身もふたもなくてすみませんが。
ドキドキ
映像と音楽が綺麗
板尾さんの演技が気持ち悪い(褒め言葉?)
空気人形のペドゥナちゃんがひたすらかわいい
人形である彼女が可愛くて、綺麗で、純粋故に
人間の汚さが浮かび上がる
エロい!ドキドキしました。
気まずくならない人と見るべし。
切ないまま終わると思ったら大間違い。。。
結末にびっくり。綺麗で切ないだけの物語を期待してたら裏切られます。
あの最後は個人的には好きじゃないけど、それ以外は満足です。
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