「娘救出のために、大量殺人も意に介さず破壊し行動し続ける主人公の姿に共感と爽快感を覚えた」96時間 Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
娘救出のために、大量殺人も意に介さず破壊し行動し続ける主人公の姿に共感と爽快感を覚えた
ピエール・モレル 監督による2008年製作(93分/PG12)のフランス映画
原題:Taken、配給:20世紀フォックス映画、劇場公開日:2009年8月22日。
主演のリーアム・ニーソンはスティーブン・スピルバーグ監督「シンドラーのリスト」(93)のイメージが強く、こんな年寄りがアクション映画やるんだと思って見始めたが、凄く動けていて力強くも有り感心。
離婚して別居している可愛い一人娘(マギー・グレイス)がパリに遊びに行くが、アルバニア出身者の女性人身売買グループに捕まってしまう。娘を助けるために、元秘密工作員の父親が全知全能をかけて、ヤク中にされて金持ちに売られてしまう前に娘を救助するというシンプルなストーリーが、力強かった。
目的達成のために、人脈も特殊能力もフル活用するが、現地法律に縛られず大量殺人も意に介さず、無茶苦茶に破壊し力強く行動し続ける主人公の姿に、娘を持つ父親としての共感とその強さに爽快感を覚えた。ただどうしてフランス警察に捕まらず米国に戻れたかのか、少し疑問は覚えた
高校生と大学生の娘を、長期間米国に行かせた経験を持つが、その前にこの映画を観てなくて良かったとも思った。もし観てたら、心配でとても見送れなかったかも。
監督ピエール・モレル、製作リュック・ベッソン、脚本リュック・ベッソン、 ロバート・マーク・ケイメン、撮影ミシェル・アブラモビッチ、美術フランク・ルブルトン、編集フレデリック・トラバル、音楽ナサニエル・メカリー。
主演
ブライアンリーアム・ニーソン、キムマギー・グレイス、レノーアファムケ・ヤンセン、サムリーランド・オーサー、ケイシージョン・グライス、バーニーデビッド・ウォーショフスキー、アマンダケイティ・キャシディ、シーラホリー・バランス、ジャン=クロードオリビエ・ラブルダン、スチュアートザンダー・バークレイ。