「病的すぎて・・」キング・オブ・コメディ(1983) odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
病的すぎて・・
デニーロがスコセッシ監督に脚本を持ち込んでやっと実現した映画、自分のイメージの固定化を嫌って転機としたかったのだろう。
ジェリー・ルイス、まさに彼こそ実際のキング・オブ・コメディと呼ぶにふさわしい喜劇役者、ディーン・マーチンとのコメディ映画・底抜けシリーズは人気が高かった、ドナルドダックのような声であわて者、当時は出てくるだけでおかしかったが今回のオフの顔では普通のおじさん、ただ笑いのカリスマ、シンボルとして余人をもって代え難かったのだろう。
タイトルからコメディアンのサクセスストーリだろうと思っていたがまさかこんな筋書きだったとは・・。正直、事件を起こすまでの妄想の数々、くどくて長いのには辟易だった。それにしてもデニーロ/アボット夫妻は、そろいもそろって役者馬鹿、精神病院から抜け出してきたようなストーカーを大熱演、感情移入しようにも異次元過ぎてついていけませんでした。
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