「街頭の群衆」キング・オブ・コメディ(1983) エイブルさんの映画レビュー(感想・評価)
街頭の群衆
2度目鑑賞。
最初観たときは思わなかったことかもしれないが、案外、ストーリーは、良いものではなかった。
ラスト、出来損ないながら、どうにか完結させた感じ。キャラクター造形も、薄さが狂気描写になっているような、粗さがあった。
だがスコセッシの、あの街の描写、群衆の気配のリアルさ、同時に獲得する、観客が作品に入り込むのをむしろ妨げるような距離のとりかた、その妙は、ミーンストリートからずっと、凄い。
天然かもしれないが、
しかし、どうやって撮っているのか?
ずっと謎のままで、惚れ惚れしている。
BGMの選択もまたその効果を増幅している。
デニーロの狂気よりも、あれが観たくての、スコセッシ愛を確かめた。
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