「.」エスター 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
.
クリックして本文を読む
自宅にて鑑賞。製作にL.ディカプリオ、S.ダウニーが名を連ね『蝋人形の館('05)』のJ.コレット=セラが監督。他愛無い悪戯から徐々にエスカレートして行く過程が良かった。独特の種明かしが用意されており、そこそこのカタルシスと整合性を得る。“エスター”のI.ファーマン(撮影時12歳)、企みの表情が素晴らしく後半の(その歳に思えた)特殊メイクも違和感が無い、今後が愉しみ(ポスターやパッケージでは不気味さや違和感を出す為、鏡像を使ったシンメトリの画像を使っている)。派手さは無いがお薦め出来る一本。65/100点。
・実際に聴覚障害を持つ“マックス”のA.エンジニア、“エスター”との対比が際立ちキュート。“ケイト・コールマン”のV.ファーミガは云うに及ばず、シスター“アビゲイル”のCCHパウンダーも印象深い。男性陣が全く役立たずでイラつかせるがソレは製作側の術に嵌った証拠。エンドロールはD.フィンチャーの『セブン('95)』を髣髴させるが、厭きさせずに観せる創り込みに努力賞。
・鑑賞日:2011年11月10日(木)
コメントする