ハイキック・ガール!のレビュー・感想・評価
全3件を表示
“見せパン”じゃなくて、本物が見たいのは健全な男子の証。
たかが布切れ一枚のことなのに。
“見せパン”じゃなくて本物が見たいの!(*´Д`)ハァハァ
アクションはノースタントのくせに、おパンツは代役かよ!(笑)
こうやって、時々自分が健全な男子だってこと確認しないといけないの。女装とかやってると。
「野口準に萌え~♪ってなったり、吉岡秀隆に萌え~♪ってなったり」してたら、性別の垣根のポジションがどうなってるのかわからなくなるの。←おいw
思えば野口さんご出演の『MANKAI MOVIE 「A3!」』観に行ったあたりから、私、ややこしいことになり始めたんですよね。
レビュータイトルでいきなり「女装はじめました」とか誰も望んでいないカミングアウトしたりして(^_^;
ごめんなさい。どうやら私“まくら”置かないとレビュー書けないみたいです。
で、本作です。一時期、武田梨奈にハマっていたことがありまして。
それでDVDを買ったです。特典映像DVDと、小冊子付の豪華版を。他にも『デッド寿司』のDVDとかも(笑)
お話自体は豪華版を買うほど大したものでもなかったの。パンフレット?薄いリーフレット?も買ってるけど。
『酔拳』の流れからのジャパニーズ・カラテアクションもいいかな?と思って、久々にDVDケース開いたです。
お話は実に 単純明快♪ I`t my Life♪ なんでもかんでもたいらげる~♪です。
空手道場に通う茶帯の女子高生(武田梨奈)が、先生曰く「千日をもって鍛とし、万日をもって錬とする」形稽古に嫌気がさして。
腕前を認めてもらいたいがために、他道場破りの“黒帯狩り”なんて始めちゃって。
そんなカラテガールが調子ぶっこいてたら、地上げ屋絡みの悪党に拉致られて、先生に助けてもらうだけのお話。
ハイキックガールってくらいですから、見どころは制服女子高生のパンチラ(*´Д`)ハァハァ かって思うでしょ?
違うんですよね。
制服ミニスカートからハイキック繰り出したりしたら、おパンツ丸見え必至と思うじゃないですか、ふつー。
前述の通り、おパンツは代役の見せパンなの。アクションは「世界初失神体感アクション!」なんて謳ってるリアル路線なのに。
その“見せパン”がよりにもよって、ボクサータイプの黒(´-д-)エェ~… せめて白にしてよー!
拉致られた武田梨奈の「ヤメテー!」みたいなシーンも期待してたんですが、そんな展開も一切なし。←こら!
じゃぁ、何が見どころかって言うと、ひたすら中達也先生の綺麗で迫力のあるリアル空手を堪能できるところなの。
実際、お話中盤以降の主役って完全に中先生だもの。武田梨奈、完全に添え物のお荷物扱い(´-д-)エェ~…
中先生の技の所作が本当に綺麗なんですよね。格闘技なんて、かじったこともない私如きが語るのもおこがましいんですが。
ただ無防備に歩いているだけにしか見えない姿が、本当に美しいの。摺り足で、すすすーって前に進む時の体幹がまるでブレてないの。
素人目に見ても、まるでスキがないの。そんな中先生の妙技を楽しむ作品なんですよね。
このあたり、リアル武術家のブルース・リー作品に通じるところがあると思って。
「ひたすら基本の技を繰り返し、体の使い方を変えていく」「空手に先手なし。全ての形は相手の攻めを受けるところから始まる」「空手は形に始まり形に終る」の台詞が本当に説得力あるんですよ。含蓄に富むお言葉のオンパレードなんですよ。演技も十分以上によかったです。格闘家にしては珍しく、かなりのイケメンですし。
先生の技の動きのひとつひとつが、本当に形の中にあるんですよ。ド素人が見てもわかったです。形の動きが本当に綺麗です。
お言葉通り、アクションの全ては受けから始まっていたです。腕へし折るとか情け容赦ないシーンもあったんですが。
ちょっと惜しいのは、ハイスピード撮影の多用が目立って、それが少々くどく感じたところかな。
ほぼ百人組手状態のクライマックスが痛快だったんですが、ラスボスが弱っちすぎるところも不満だったかな。
その決闘で、中達也先生&武田梨奈以外にも、多くのリアル格闘家の方々がご出演です。
格闘技には全く疎いので、存じ上げない方ばかりなのですが。
監督自身もご出演のようですね。(Wikipedia情報)
あとね、おパンツ以外にも、この映画で大いに不満に思うことがあるの!
エンディングテーマソングが武田梨奈による歌じゃないの!
「(ハッ!ハ!ハッ!)勧善懲悪♪It`s OK 隅から隅まで踏み潰す~♪」ジャナイの!
かっちょいいから、CD買ったりヒトカラで(キモチワルイ裏声でw)歌うほど好きナンダケドナー…
わからんですよねごめんなさい。
ステファニーが歌う「FUTURE」になってるの!←もっと知らんし!ですよねごめんなさい。
お粗末
実力は折り紙つき。
出演者それぞれが類い稀なる身体能力を有するのはよく分かる。
この作品では、ホントに当たってる。
の、だが…
お約束が見え隠れしてて萎える。
「手」が見えちゃうのだ。
カラミの方に。
空手の特色としては悪くないんだと思うけど、いかんせん「やりたい事」が先行しすぎて物語の中にまで落とし込めてないように思う。
で、まあ、いちいちハイスピードになるもんだから粗は粗として見えてしまう…。
皆さん、痛いんだと思う。
だから体が身構える。その痛さに硬直し耐えよう受けようとする…だから嘘がばれる。
…本末転倒なのである。
その痛さを克服できる程のギャラを貰えているのだろうかと心配する。
カラミが仕事をしないとこの作品は成り立たない。
ある意味、主役より高額のギャラを支払ってもいいぐらいだと思う。
通常の3倍くらいとか…。
…安いギャラで、その痛さを我慢してくれと言われてもモチベーションなんか上がるはずもない。
バカげた話しである。
しっかりしたギャラを貰った上で、あの程度のリアクションにしかならないなら二流以下のスタントマンを集めてしまった不運を呪うしかない。
冒頭に、主役の女の子が繰り出すハイキックはお見事である。
美しい。
それ以外は見る気が失せる。
なんで体育館で皆突っ立ってんだ?
女の子が一騎打ちしてるけど、お前何を守ってるつもりなんだよ?
あの男の子じゃないの?
彼は敵陣のど真ん中に置き去りだよね?
だから師匠も土下座までしたんだろ?
放ったらかして相手をボコボコに出来る神経が分からない。
結局、男の子放ったらかしで、師匠まで反撃に出る始末だよ…。
門下生以外は守る対象じゃねえのか?
男の子は自分で何とかしろってか?
随分と冷たいねえ…。
それで半身不随になってたとしても「弱いお前が悪い、自業自得だ」とか言うのか?
大した武術家だぜ…。
と、こんな風に空手家の師匠が見えました。
これもきっと本末転倒だよね…。
演出しろよ、バカ監督!
悦に浸ってんじゃねえよ!
胸くそ悪いっ!
相手の心が動いた瞬間をとらえるんだ
映画「ハイキック・ガール!」(西冬彦監督)から。
う~ん、空手やカンフー好きの私としては、
この作品をどう評価すればいいのか、迷うところである。
空手の指導教材なら、わかりやすいけれど、
映画となると、ストーリーが単純過ぎて、笑うしかない。
「壊し屋」と呼ばれるケンカのプロたちが、一撃で倒され、
その後、立ち上がってもこないシーンは、呆れるばかり。
それも、彼らを倒したのは、主人公の女子高校生ではなく、
彼女の空手の師匠・松村先生では・・。
そんな中、ピックアップした気になる一言は、冒頭、
「空手の技をかけるタイミング」について語った師匠の一言。
「目で見てからでは遅い、相手の心が動いた瞬間をとらえるんだ。
相手の心を読むな」
ラストシーンで、この言葉の意味を、弟子の目の前で
実際に示してみせたところがあり、
あっ、ストーリーになっていると私を驚かせた。(笑)
主人公の女子高生を演じた、武田梨奈さんの技のキレは
私の青春時代の「志保美悦子」さん(長渕剛さんの妻)を
彷彿させるほど、素晴らしかった。
それにしても、男たちが簡単に倒れ過ぎだよなぁ。
全3件を表示