「実在の女のとてつもない人生」サガン 悲しみよこんにちは グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
実在の女のとてつもない人生
TVが点いてて何の気なしに観始めてしまったら、実在の女の、とてつもない人生に見入ってしまいました。
才能とお金が結びついてしまったことにひどい罪悪感をもってしまうのか、あまりにも奔放、とても寂しがり。とにかく選んではいけない道をあえて進んでいるように見えました。
ところが、なんでだろう、見終わって残った印象はすがすがしかったんです。たぶん彼女が、とんでもない人生を自分で選んで堂々と生ききったから。
印象に「幸せ」を選ぶのには躊躇があったけれど、「老後のためにチェーン店を買ったりしない」生き方を貫いた女の生き様を見せてもらいました。この映画に出会えた私は幸せでした。
最後のシーンがまた素晴らしくて、あまり馴染みのなかったフランス映画に静かに注目していく予感です。あくまで静かに。
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