劇場公開日 2009年5月23日

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「タイにも阿部寛っぽい人がいるんだなと思ったら阿部寛だった」チョコレート・ファイター 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 タイにも阿部寛っぽい人がいるんだなと思ったら阿部寛だった

2025年11月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

ドキドキ

カワイイ

2008年制作
2009年公開作品
タイのカンフー映画

監督は『マッハ!』『トム・ヤム・クン!』『マッハ!無限大』『ストレンジ・シスターズ』のプラッチャヤー・ピンゲーオ
脚本はネパリーと『レベル・サーティーン』のチューキアット・サックウィーラクン

主人公はタイ人と日本人のハーフという設定
この作品の完成は6年かかったという
監督自らジージャーを4年間鍛え上げた
元々才能があったんだろうけど
スタント無しワイヤー無しCG無し
本物のアクション映画
ブルース・リーやジャッキー・チェンのオマージュを感じる

ここはマサシが住む日本ではなくタイが舞台のはずだが過剰なまでのジャポニズム
日本風の歓楽街での高所の狭いスペースでのアクションは特に好き

タイトルのチョコレートだが映画の内容はそれほどチョコレートじゃない
ハル・ベリーの『チョコレート』とは関連性は無さそうだ

ラストの風力発電とゼン&マサシも趣があって良い

本編とエンドロールの間にNG集
内容が内容だけに生傷が絶えない現場である

ちょっとグロい

配役
ジンとマサシの娘で自閉症だがどんな体術も見ただけで完璧にマスターできる能力と人並外れた動体視力を備えるゼンにジージャー・ヤーニン
日本のヤクザの幹部のマサシに阿部寛
タイのマフィアのボスのナンバー8にポンパット・ワチラバンジョン
ナンバー8の女だったがマサシの女になったジンにアマラー・シリポン
ゼンの幼馴染で相棒のムンにタポン・ポップワンディー

野川新栄