「憎しみは憎しみを生む」パニッシャー ウォー・ゾーン 欠落の星々さんの映画レビュー(感想・評価)
憎しみは憎しみを生む
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所謂正義のヒーロー物と言った映画ではなく、暗澹殺伐としていてなおかつ単純明快な内容の映画である。少なからず誰しもが抱く殺人衝動を復讐といった大義名分の下、妻と娘を殺された主人公が復讐の為、跋扈する人間を片っ端から殺していき、地元警察には黙認され暗躍するロマンノワールだ。
大雑把に見れば、まぁおもしろいのであるが、個人的に<ジグソウ>の演技のリアリティの無さが目に付いた。(あえてのことと思うが…)
人間が作った常識から言えばこの主人公は悪そのものである。悪を倒すために悪になり悪行を繰り返す。憎しみは憎しみを生む。人間の業の深さを現した映画なのではないだろうかと思う。
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