遭難フリーター
劇場公開日:2009年3月28日
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劇場公開日:2009年3月28日
過酷なアイドルオーディションに密着したドキュメンタリー、19年1月11日公開決定
2018年11月19日キラキラした街・東京に惹かれ東北から出てきたフリーター、働くは部品組立の派遣社員at埼玉県本庄。
同じことの繰り返し、少ない手取り、見えない未来、正社員との格差、気になる周囲の目線。
何故か関西テレビやNHKの取材対象となり、何故かイベントに登壇し、デモにも参加して。
その先に監督がみたモノは?
この作品、観客の依って立つ処によって、感じ取るところも大きく違ってくると思う。
働くこととは、社会と、そして、他者と、どう関わるかということに他ならない訳で。
文句垂れるだけの人間にはなりたくないなぁ、と私は思いました。
また、上映後のトークで、'14年現在、監督が介護職として五年程勤務している、という事実に少し驚きました。
この映画は
岩淵青年の実体験を映画にした、
"派遣社員の奮戦記"のドキュメンタリー。
彼は派遣社員として
大手企業の工場で働いていた。
その工場で彼は毎日
プリンターのインクにフタをする、
来る日も来る日も繰り返す。
時給は1250円也。
映画の中で、
彼が派遣社員になった
その理由は明らかにされていない。
見た感じは今どき流行りの草食男子。
人生をひょうひょうと軽やかに考えて見たものの、
実際の世の中はそれを許してくれず、
クモの巣にかかってしまった蝶のように危うい人生を送る日々。。
昔ならチャンとした社員で雇ってもらえたものの、
今は例え大学を出ていようが、
非正規雇用の一員に組み込まれてしまう。
それでも彼は何かに向って生きている。
それはまだおぼろげな、夢の原石かもしれない。
現代の若者が抱えている、淡くそしてシビアな
これからの人生である。