「変なところもあるけれど、私は好きです」キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
変なところもあるけれど、私は好きです
視聴後、『アベンジャーズ』が楽しみになる。
主人公は、小柄で腕が細く、腕力も無く、運動神経が良いというわけでもないのに、相手の怒りを買うような発言をしたり、正義を振りかざすというのは無謀である。また、ケンカの訓練やトレーニングをする努力もせず、弱いことを自覚していながら勢いだけはあり、そういったところは感情移入し難い。
しかし、諦めない心と正義感、自己犠牲の精神は尊敬に値するし、見る目のある人と出会い、極秘実験で苦しみに耐えたことによって、強い體を手に入れたことが救いであり、メッセージ性を感じざるを得ない。
驚いたのは、70年前に活躍したヒーローが、現代のアベンジャーズのメンバーになる経緯。実にシンプルでベタで分かりやすかった。『マイティー・ソー』で、人間の肉体のエネルギーの消費に言及していたが、今作の主人公のエネルギー源は何だろう?そして排泄は?謎である。
国旗過ぎるコスチュームはダサいけど好き。戦闘機や兵器等のメカ類は格好良くて好き。世界征服を企むヒドラの赤いスカルヘッドのラスボスは何故あんな顔なのか、四角いエネルギーブロックは何なのか、盾は何故あれほど頑丈なのかなど、謎めいた部分が楽しさに拍車をかける。
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