「シュレックはパラレルワールドに迷い込み、シリーズはマンネリに迷う」シュレック フォーエバー 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
シュレックはパラレルワールドに迷い込み、シリーズはマンネリに迷う
「1」は面白かった。
おとぎ話をひっくり返したようなパロディとブラックユーモア満載の内容と、打倒ディズニーの意気込みにニヤリ。
「2」もそこそこ楽しめた。
「3」で息切れを感じた。
そして第4弾。
ドリームワークスの代名詞的人気シリーズも、初期の頃はユニークな題材に新鮮味を感じていたのだが、すっかりパターン化してしまった。
それを打開すべく、シュレックがパラレルワールドに迷い込むのだが、まるでマンネリに悩むシリーズそのものだ。
人気者になったシュレックがその人気に疲れる様は、人気シリーズになり過ぎて観客に飽きられたシリーズを物語っている。
パラレルワールドに迷い込んだシュレックが再びフィオナと恋に落ちる様は、初期の輝きを取り戻そうとする苦肉の策の気がしてならない。
それでも楽しめる人は楽しめ、めでたしめでたし。
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