「問題作」四川のうた hoさんの映画レビュー(感想・評価)
問題作
420工場を通じて中国の近代化に伴う、郷愁、憂い、他、基本的に過去を振り返る。
淡々と働く人のエピソードが流れ、合間工場の映像、懐かしい歌謡曲が流れ、終盤に唯一女性が想いを吐露するが、、そこが問題。
評価は不能。
なぜならエピソードに登場する人は本人ではなく、タレントのよう。であれば、都合のよい魅せ方となる。ではそちらに振ったストーリーから何を感じるか、というとこれも、この監督ありありの自己満足のもの。更に、唯一ラストが示唆的なものであれば、その場所に帰る事が喜ぶべきもの?
もしかして、とある層の中国人にとっては価値ある映像かも知れない。
しかし、日本人、特に中国好きではない人がみると切り取りのエピソードに感じるものがあるかないか、だけである。
あえて、カタルシスを言うと、たまには故郷に帰ろう、か。
高度経済成長の日本と重ねる事ができる高齢の方は懐かしさはあるかも知れない。
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