「当時は画期的な演出、でも自分は好きではない」シェルブールの雨傘 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
当時は画期的な演出、でも自分は好きではない
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総合:55点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:40点|ビジュアル:65点|音楽:80点 )
常に音楽に乗せて喋るのが不自然で、当時としては画期的だったのかもしれないが自分は嫌い。物語の展開はほぼ全てが室内における会話でのみ進展して具体性がなく面白みがない。手紙もろくに書けなかった厳しいアルジェリアのことなど一度も映像に登場しない。次の場面では一気に進展があってその過程も映し出されない。このような演出に不満があって退屈する場面が長かった。
電車での別れの場面と最後の給油所の場面だけは良かった。室内の色彩とせつない音楽は印象に残った。
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