劇場公開日 2009年6月13日

「虚構の宮本武蔵の描く虚構の映画」宮本武蔵 双剣に馳せる夢 TOKUSHIさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5虚構の宮本武蔵の描く虚構の映画

2009年7月23日
鑑賞方法:映画館

知的

押井守監督最新作。
押井守らしい映画でした。
それは「立喰師列伝」的な意味での、マニアックな趣味全開の押井守らしい作品という意味です。

説明・解説パートと宮本武蔵アニメーションパートに分かれていて、説明・解説メインの映画となっていて、「してやられたり!」な映画でした。
僕としては宮本武蔵の生き様やチャンバラが観れると期待していたのに、アニメパートはダイジェスト・おまけ的な扱い…
してやられたり…流石は押井さん…

宮本武蔵のバッサバッサしたアニメを期待して観ると痛い目に遭いますのでご注意を。
何処までが真実なのかさえよくわからないこの宮本武蔵話。
観ていて「バガボンド」の続きが早く読みたくなりました(笑)。
よっぽどの押井守ファンなら観といても良いでしょうが、宮本武蔵好きやなんとなくジャパニメーション観たいーって人は観ないほうが良いです。
まぁ観れる場所が限られてますが…。

正月に押井守監督最新作、菊池凛子、黒木メイサ主演の実写映画やるみたいなんでそれに期待。
あとはProduction I.Gとしては「東のエデン」2部作に乞うご期待! ってことで。。

TOKUSHI