グラン・トリノのレビュー・感想・評価
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生きることの意味
について考えさせられました。
仕事をし、結婚し、子供を残し…それでも次に受け継がれる愛を残せなければ、生きてきた意味がない。
妻を亡くし家族とも疎遠になり、生きる意味を失いかけている男が、人種や偏見を超えて芽生えた素朴な友情と愛情の対象を守るために、自らの命をかける。
それが大層なヒーローとしてとか正義として仰々しく描かれているのではなくて、ひとつの生き様として見つめられているのが、イーストウッド的だなあと思います。
私は素直に、とても感動しました。
それにしても、イーストウッドのクールな渋さには唸ります。時折見せる鋭い眼差しのカッコいいこと!西部劇のヒーローは幾つになっても健在ですね。
年老いた主人公のウォルト・コワルスキーはひょんなことからモン族の少...
年老いた主人公のウォルト・コワルスキーはひょんなことからモン族の少年を1人前の男に鍛え上げていく物語。
この作品は感動できます。しかし、舞台のデトロイトの歴史とモン族について(ベトナム戦争で置き去りにされた etc...)の事前知識を入れたら見やすいと思う。 https://t.co/eH3Lesm6Sq
コレは西部劇だ!
イーストウッドの「許されざる者」が最後の西部劇と宣伝されていたような。
だが本作こそがイーストウッドの撮った最後の西部劇だと思う。
イーストウッドのクールで頑固、燻し銀な佇まいや友のために自分を投げ打ってでも助けようとする特にラストなんて男の西部劇そのもの。
息子夫婦に孫があからさまに怒らせる対応を天然で取る感じに救いようはなくイラっとするが最後は気持ち良いくらいにスッキリ!!
微笑ましいシーンから号泣してしまうシーンにとにかくイーストウッドが渋くて物語もシンプルで良い。
古き良きアメリカ映画的要素が堪らない。
展開読めるけど、いい話
偏屈なじいさんと、少年。
どちらも癖のある人物だが、2人の出会いが
今までの2人を変える。
銃社会のアメリカといえど、
なかなか現実離れした話では?と思わざるを得なかったが、、笑
最後は自分が犠牲になって
タオ達の将来を優先したシーンは、
少しあっけなかったけど、
じいさんが残してくれたものは大きかったと思う。
本当の家族には最後まで心を開かなかったけど、
人生で大切なものを死ぬ間際に手に入れた。
自分が犠牲になることで、
自身が戦地北朝鮮で人を殺した罪の意識からも、
解放されたような、、
そんな意味合いも含まれているような気がする。
総じて良い作品だったと思う。
数年ぶりに映画館で泣きました。 これは大オススメ。 不器用な老人と...
数年ぶりに映画館で泣きました。
これは大オススメ。
不器用な老人とシャイな少年。
老人は本当に心開ける相手を探していたのだろう。
そして、相手を思う気持ち、その不器用な表現の仕方は、アメリカ人でありながら(ポーランド系アメリカ人!?)、どこかしらアジア人を彷彿とさせる気がした。
人を信じることのすばらしさ。
非暴力で解決するスマートさ。
DVD買いたい。
正直、苦手でした
オチのためにあるような全てのシーンとか
思い切り善は善、悪は悪に描いてるとことか
なんだか苦手でした
もっと言えばクリントイーストウッドのあの役は
嫌いでした。もっと無口でいいしもっと
ハードボイルドな感じの方が好み。
しかも主人公の行動が全部裏目にでてる気しかしない。
スー?隣の女の子だって彼がやり方を変えていれば
レイプされずに済んだかもしれないし
最後だってあんなやり方したら
タオはますます身が危ういかもしれない。
カメラワークも正直嫌いで
コップ落とすところとか
ドライブのシーンとか
なんかベタだなぁって
シンプルで解りやすく友情に感動する
善と悪に白黒つけ悪者にバツを与えスッキリする、クリント・イーストウッド作品に多く見られる男のロマンと年代を超えた友情を描いている。
妻を失った寂しさと晩年の孤独を、口にも態度にも表さず、世の中を批判することで生きる活力をつくっていた孤高の老人の心が、素朴さと純粋さを失っていない一人の少年を守りたいと動き出す。その少年タオに対して父親の様な思いを持ち助けることが、老人ウォルト自身の心も救って行く。
いつも下を向いてたタオの顔が次第に上がっていき、最後には意志を固めた様な凛々しい顔つきをみせる。
ラストにタオがグラン・トリノに乗っている姿から、ウォルトへの憧れがみえ、自身の道を見つけて歩いている感じがした。同時にウォルトの思いを受け止め、しっかりと正しい心を持ち続けられるか、一抹の不安もよぎる終わりになっている。
何でもかんでも、勝ちゃあいいってもんじゃないんですよ!
この感動をどうやって言葉にできるだろう?
ペットのデイジーをお隣に託した時点で確かに薄々感づいたけど、きっとイーストウッドならスカッとするエンディングにしてくれるはずと思ってた。そうか、やっぱりそっちかぁ…。
少年成長物語大好き人間にとって、タオくんの目がどんどん力強くなっていくのがよかったし、たくましくなっていくのも頼もしかった。そして、偏屈な頑固ジジイが心を開いて、目が優しくなっていくのも、嬉しかった。
こんな風に色んな変化があって、でも不良達はちっとも改心しなくて…。
そんな偏屈な頑固ジジイは、最期の最期までかっこよくて、タオくんのロールモデルであり続けて、究極的に守った。
泣かないわけないじゃないですか。「一粒の麦死なずば…」を体現した、頭でっかちの童貞神父より、はるかに宗教的な生き方をしましたよ。
私も年だから、そろそろ身辺整理しないとかな?
何を選択するか
視聴:1回目
推薦:大人向け
感想:頑固親父の生き様を汚い表現を駆使しながら綺麗に描いていました。混沌としてますがいろいろな登場人物がいる中、グラン・トリノをタイトルにもってきてるところでなんとなくストーリーはわかっちゃいますね。最後にどうするかを考えて考えて持っていく様は良かったです。ただなんか悔しいので満点はつけてません。
孤独オヤジがカッコイイ
非常に見やすい映画で、オヤジとタオとの友情に感動しました。孤独なオヤジがだんだんと、心を開いていく姿がイイ感じに描かれてます。オススメ!
クリント・イーストウッド!
偏屈爺さんがモンゴル系の隣家と異文化交流を通じ、次第に心を通わせるストーリー。
クリント・イーストウッドまじカッコイイ、これに尽きる映画です。
ダーティハリーがそのまま年くった設定の続編です、と言ってもすんなり頷けるくらいにハリーそのままのキャラクター。
クールで余裕があって捻くれてて一本正義が通った男。
年くってもカッコイイ。ダーティハリー好きであれば間違いない。
かっこいいおじいちゃん
タイトルに書いといてなんですが、実際はクソおじいちゃんです。まあ家族が一番クソなんだけど。
ただ演技が渋い…かっこいい…死なないでほしい…
段々心を開いていくおじいちゃんにどんどん感情移入してしまいます。最後はしんどかった…
このおじいちゃんは最期に気付いたんだと思います。他人を思いやること、優しさ、愛情。貪欲にならないと損をする社会でも、良いものはある。
人との繋がりを持ちたいと思える映画です。
これはよかった
ツタヤでクローズアップされていたから、借りてみた。
心を開かない老人が、少しずつ隣人に開いていく。
復讐の連鎖。どのようにすれば復讐になるのか。
病気と、銃と、懺悔と、どのように最期なるのか。
なかなかでした。
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