笑う警官のレビュー・感想・評価
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俳優はよし。
外国映画を思わせたかったのか、英語でクレジットが出るオープニング。
何故、音楽がジャズなのか。
俳優たちは、かなりの豪華陣。
宮迫も中川家も、意外とイイ味だしてる。
けど、サスペンスも、何もない。
お金がなかったの⁉
リメイクしてほしいな(笑)
思ってたよりいい。
角川作品のいい所がでていると思った。
大森南朋も、ハゲタカから好きだし、松雪泰子もいい女優になったと思う。
監督の趣味の出た角川ファンにはすんなり見れる作品。
宮迫博之が出ているからこうゆう作品を想像していなかった。撮影は言わずと知れた角川映画やセントラルアーツ作品、石原プロモーション作品や、あぶない刑事シリーズの、仙元誠三。好きに撮っている感じが好き。次は、劇場で観ます。
笑う警官
角川春樹の映画が何故売れないのかが分かる!という意味で、大変価値のある映画。
先に原作を読んでいたので、あの緊迫した面白みがどう表現されているのかと楽しみにしていたが、オープニングタイトルの1分で角川のセンスの無さに愕然とさせられました。もちろん、原作と映画の内容が必ず一致する必要はないと思います。しかし、「原作がつまらないから、俺が手を加えてさらに奥深く盛り上げた」と言わんばかりの不要な裏切りや事件の多さに辟易します。
カット割り、俳優の選択や演技、セット、内容と、どれをとっても学芸会。面白い原作や上手い俳優が揃っているのに、これほどつまらない映画を作れる角川春樹に正直怒りを覚えてしまいます。こんな思いをしたことは初めてです。本当に映画製作から手を引いてほしい。
これはナシでしょ
なんなんだこれは?!
もう少しお客さん目線も持とうよ(怒&泣)
私にとって、
単館、アート系を除くと、
2009年一番面白くなかった作品かもしれません。
『キャバレー』と撮影も同じ人(仙元さん)を起用し
大人の雰囲気を醸し出そうとしていたのでしょうが、
時代錯誤+監督の自己陶酔にしか思えませんでした。
役者の演技に対する演出も統一感がなく、
演技のレベルがバラバラ。特に前半は、
歯止めをかけなかったのか、役者が演技をし過ぎてしまっていました。
音楽も、これが好みにあう人もいるのでしょうが
作品内容にあっていない。百条委員会開催まで時間が
ないはずなのに、刑事に無駄話をさせたり、無駄な場所に立寄らせたり
緊迫感がまるでないところに、あんなムーディーな曲を流してしまったら
余計に間延びをしてしまいます。すべての面において観客をないがしろにしている、
そんな気がしてなりませんでした。
これだけの役者をそろえて、
これではちょっと悲しすぎますし、お寒いかぎりです。
☆彡 ☆彡
北海道警察の協力を得られるはずもなく、
札幌で秘密裏に撮影、ワンシーンワンカット、
まるで舞台のように、演技をさせた。そういった試みに対しては
賛辞を惜しみませんが、残念ながらすべて逆効果になってしまったようです。
原作者は作品を
「小説では表現しきれない部分を表現してくれた」と
大絶賛しているようですが、私には単なる監督の自己満足にしか思えませんでした。
他にも記したいことはあるのですが、
これ以上けなすのも心苦しいものがありますのでよしておきます。
笑う警官
全体にそこはかとなく漂う「シラコさ」これがこの映画の醍醐味であろう。
そここそが大変高尚なジョークなのである。
そういう観点から見たときに初めてわかるキャスティングの妙に脱帽。
そういう観点から見たときに初めてわかるカメラアングルの意味。
そういう観点から見たときに初めてわかる終幕パターンなど。
黒澤映画と共に並べて置きたい陳作である。
萎えポイントと見ドコロと大人の事情?
実際にあったことばかりをまとめて映画化したというこの作品
告発色が強くなってしまうところを
リアルなところはリアルなままに
古きよきアメリカ映画を思わせるオープニングとエンディングや
スタイリッシュなジャズのBGMとゆったりした美しい映像で
演劇風の物語に仕上げられていた
なんとカーテンコールまである
その、角川春樹監督の趣味的な演出が少々過剰に感じたが
ストーリーはとても面白かった
撮影の際は、撮影許可を北海道警察に申請するのはさすがにはばかられ
北海道に見えるところ探して撮影したと監督はおっしゃっていた
誰にも感情移入できない状態で映画を見ていくうちに
どんどん違和感をおぼえる
すると、登場人物の一人がその違和感を口にするのだ
その辺りから惹き込まれた
また、笑う悪魔が逆さまにモノクロの映像でうつり
全体像が見えてくるカメラワークは、とても美しくかつゾッとするものだった
続編を期待したい
唄うと笑うはちょっと違うもんね~
予告編を見たときから面白そうで見ることを決めていました。
ちょっと期待が多き過ぎたかな
全体的に、綺麗な感じです。音楽もジャズだし。
しかし、なんというか・・・ 重みが足らない感じがします。
小綺麗ってやつでしょうか。
話の展開にも若干無理があるような気がします
基本的には、刑事達の会話がメインで進んでいきます。
面白くないわけではないのですが・・・
ちなみに息子はつまらなかったそうです。
もう少し銃撃戦とかがあると思ったのでしょう。
もともと、唄う警官だったらしく、「唄ってないとか」
いう言葉やセリフがところどころにあります。
唄うと笑うを入れ替えると可笑しいところもあるので仕方ないけど
知らないと唄うの意味がわからないんじゃないかな
良い原作が、ズタボロ・・・。悲しい。
佐々木譲原作の北海道警シリーズ第一弾。実際の北海道警裏金事件にインスピレーションを得て原作は描かれており、警察の奥底に巣食う暗部を描いている。元々は「うたう警官」と言うタイトルで原作は出版されていたが、映画化に際して原作の方も「笑う警官」に改題し、文庫化されている。ちなみに元々のタイトルの“うたう”とは、singのうたうではなく、話してしまう(この場合、裏金疑惑を暴露する意)と言う意味。
物凄く辛口です。
原作が面白かったので期待して行ったんですが・・・、完全に外されました。ガッカリです。
原作では、物語に起伏と緊迫感があり、次の展開が物凄く気になって次へ次へと読み進む勢いでしたが、映画化に際しての脚本化が良くなかったのか、話に起伏が無く、凡庸なストーリーになってしまっています。角川春樹氏が自ら脚本を手掛けたようですが、氏の無駄な(独りよがりの)ダンディズムが脚本に入り込んでしまっていて、折角の物語が残念な結果になってしまっています。ダンディズムを語るのは良いですが、他人(この場合は、映画の観客)を巻き込むのは止めて欲しい。
また、ラストの「BLACK BIRD」のシーンの意味が全くわかりません。あれは、何なんですかね? どういう意味? あと、日本映画なのに、エンドロールの文字が何故にローマ字表記? 角川氏の趣味ですか? 悪趣味です。
出演している俳優陣はそれなりにいい演技をしていますが、何か原作とは違う感じなんだよなぁ。佐伯も大森南朋と言う感じでは無いし、小島も松雪泰子のイメージでは全然無いんですが・・・。もっとも、そこはそれぞれに実力のある俳優達なので、演技そのものに問題は全くありません。問題があるとしたら、脚本です。
良い小説が、脚本次第で、良い映画にも、逆に、つまらない映画にもどちらにでも変わると言う事を示した作品だと思います。あんなに良かった原作が、ここまでズタボロになってしまって悲しいです。
女性でも楽しめる
ベストセラー小説の映画化で角川春樹が久しぶりにメガホンをとられたとう言う作品。
原作のファンだったので、東京国際映画祭で鑑賞しました。
俳優陣では、主人公の警部補・佐伯に大森南朋。全体的なクールな演技がかっこいい。
そして一番良かったのが、佐伯の仲間のら警官、小島を演じた松雪泰子。彼女もクールで頭がいい感じの警官を好演。
宮迫博之も良かった。
テンポも良く ストーリーも面白く大人の社会派映画で、本格的サスペンスです!
個人的な印象としては『消されたヘッドライン』 の邦画版と言った感じでした。
原作は警察の内部を鋭く描く作品で、かなり泥臭い部分も多いのですが、映画ではスタイリッシュなイメージが強かったです。
おそらく監督の意向もあったのかもしれませんが泥臭い演出の方が合っているように思えました。
劇中の曲はジャズが使われていて 音楽面でも 大人の世界を感じましたし、やはりお洒落な感じもあるので
女性でも楽しめる作品なのではないでしょうか?
結構楽しめてしまって、皆さんのコメントを見たらレビューが書けなくなりました。
元来角川春樹作品には、生理的に受け付けない小地蔵であります。『青い狼』では、日本語のセリフにヘキヘキとさせられました。
ところが本作では、冒頭のJAZZのテナーサックスの渋い響きに、すっかり酔いしれてしまって、魅入ってしまいました。
またラストでは事件の黒幕には、さらに黒幕がいたという意外性もあってなかなかいいかもと感じたのです。
比べているのが、テレビ朝日の土曜サスペンス劇場なんでレベルが低いのかも知れません。ともかく、レビューを書こうと思ってサイトの評価を調べてみるとどれもすこぶる辛辣で、評判が悪すぎます。
それで自分の映画を見る目に急に自身がなくなって、レビューが書けなくなりました。ぜひ皆さんもご覧になって、面白かったと感じた人からのご意見をお待ちしています。
きっと『ハゲタカ』を見て以来、大森南朋の渋さが気に入っているから、本作で余り違和感を感じなかったものと思います。確かに突っ込みどころ満載で、ト書きで説明してしまう作品ではありますが、大森が演じる佐伯の過去を引きずって、遠くを眺める姿。そして同じく過去を佐伯と共有していた津久井を演じた宮迫のシリアスな演技など、見せ場はあるのです。
女性刑事の小島のクレバーなところを松雪泰子がよく表現していました。小島が事件解決が安直すぎると直感する展開も、松雪の演技で説得力が出てきたと思います。
そして、小島と佐伯の関係も、クールな二人に相応しく、さりげなく小島が展望の利くオシャレなレストランに連れて行ってくれとお願いする形。それを受けて、普段笑わない佐伯が、小島の意図を読んで、思わず苦笑いするという描き方でした。
少なくとも、これまでの独善的な角川作品とは、少々変わってきて、エンタ志向で作られているという意図は読み取れました。
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