「転換期を感じる」戦場のレクイエム こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
転換期を感じる
あまり詳しくないせいかもしれないが、
中国の映画で
内戦をあつかったものに驚いた。
それまでは戦争といえば
反日ものばかりな印象だった。
前半はすさまじいの一言。
物語を追うというよりかは
とにかく現実の戦場の凄惨な光景。
あまりにも強烈で
これが人間たちなのだろうかと
麻痺にも近い感覚さえ覚える。
後半になると
一人の男の生き様ともいえる
様相を見せる。
戦争は終わってからも
人間を縛り続ける。
最後にある意味報われたともとれるのかもしれない。
しかしすごい無常感。
改めて戦争というものを考える意味でも
見る価値があります。
骨太な人間ドラマでもある。
国民党も共産党も
これといって非難する描き方ではないとはいえ、
こういった映画が出てくるとは。
中国が変わってきたのかな、と感じました。
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