劇場公開日 2009年1月31日

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「一部二部4時間半連続視聴の総括」チェ 39歳 別れの手紙 resuwisshu311さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5一部二部4時間半連続視聴の総括

2022年2月10日
PCから投稿

一部はチェ・ゲバラがカストロと共にキューバで革命を成し遂げるまで、そして本作2部ではチェがボリビアで革命に到れなかった軌跡が描かれる。

脚色をなるべく排した非エンタメ的な淡々とした再現ドラマ風演出なため、また人物相関が多岐にわたり全把握するのが容易ではないため視聴にかなりの集中を要求され、それに堪えきれずついウトウトなんてこともしばし。(要は人物相関は途中放棄してしまったわけだ笑)

しかし、だからこそ次第に史実を疑似的に追体験しているかのような感覚も徐々に芽生え、文章でしか知らなかったチェの誠に呆気ない死にざまは確かにこんな感じだったのだろうなぁと深い感慨に捉われた。

映画とは無関係だが、チェ・ゲバラやカストロなどの革命家が日本における赤軍派など極左過激派に及ぼした影響力は多大なものがあったのだろうが、日本のそれは柔軟性を欠いた硬直的〝革命”ドグマにとらわれ過ぎていたのかもしれないなと考えさせられた。
「市民・民衆の支持」を得られるか否かがキューバとボリビアの革命の相違をもたらしたような印象を映画から受けたが、日本の革命家気取りたちは全く民意を無視し、ただただ仲間内だけで革命イデオロギーに陶酔していただけなのかもね。
的外れかもしれないけれども。

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resuwisshu311