「なんでもありのやりたい放題にしらける」20世紀少年 第2章 最後の希望 かみぃさんの映画レビュー(感想・評価)
なんでもありのやりたい放題にしらける
自ブログより抜粋で。
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浦沢直樹原作の人気コミック実写映画化三部作の第二弾。
素材の良さは認めながらも、いまひとつのめり込めなかった第一弾だったのでそれほど期待していなかったが、予想の上を行くつまらなさに辟易。
(中略)
例によって原作未読ですので、それとの比較はできませんのであしからず。
あらかじめ予定されている三部作の中盤ゆえ、よほどうまくやらなければ“つなぎ”にしかならないのは想定済み。
そういう意味ではハードルを下げて観たつもりだが、「中弛みにもほどがある」と言いたくなるだらしない展開にあきれかえるほかない。
結局この第二章の主旨は最後のアレを見せて第三章につなぎたかっただけなんだろう。
ともだちランドわけわからん。というか、バーチャルゲームつまらんし、カンナとケンヂの“初対面”とか、なんでもありのやりたい放題にしらける。
ユースケ・サンタマリア演じるサダキヨのエピソードも時間稼ぎにしか感じられないし。
第一章での堤監督は後半息切れした感もあったが、彼らしいケレン味たっぷりの演出で観客を楽しませたのに対し、今回は正攻法で攻めてきた印象。
ただそれが成功しているとは言い難く、さっさと第三章に取りかかりたくて手軽に済ませたなという印象すらある。
まあ、この大作のスケールに対してスケジュールが足りなさすぎるだろうと同情はするのだが。
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