「息子の嫉妬」BOY A 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
息子の嫉妬
当時はアンドリュー・ガーフィールドの認識も無く鑑賞、暫くしてから本作に主演していた事に気付いたけれど、初めて観た時に感じた胸糞悪い感覚は薄らぎながらも主人公に共感する部分は皆無、残酷な真実が明かされたにしろ一人位は寄り添う奴が居ても、映画的に煽った終盤の演出が悲観的にもワザとらしい。
息子と父親の関係性から過剰に思える描写に萎えてしまう、リアルを追求しない物語と周りが薄情すぎる演出、実際に起こりうるような事柄を安易に描いているだけに思えてしまう、救うも救われるも自分次第で受け入れるのかは社会次第、自分の過去が他人のように後悔するのは自分の為、損をするのは被害者だけなんだ、結局は。
公開当時、旧チネ・ラヴィータにて鑑賞。
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