劇場公開日 2009年3月7日

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「後から泣けて仕方ない。こんな結末ありますか?」パッセンジャーズ Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0後から泣けて仕方ない。こんな結末ありますか?

2019年11月14日
iPhoneアプリから投稿

アン・ハサウェイが好きで観た「パッセンジャーズ」。
まさに衝撃のラスト。
この映画については詳しく書くのはやめておきます。
なぜなら、予想もつかないラストだから。

飛行機事故で生き残った5人の乗客のセラピーを引き受けることになったアン・ハサウェイが、航空会社が重要な何かを隠そうとしていることに感づき始めた頃、生存者たちが1人ずつ消えていく… それはなぜか?

サスペンスかと思いきや、違いましたね。
なんとも言えない余韻に包まれる、とても不思議な映画です。
そして、後からじんわりと泣けてきます。

そうだったのか、そんな事だったのか。

全てを理解し、全てが繋がり、深い悲しみと共に、心から彼らを悼む気持ち、そして、今生きていることへの感謝、命の愛おしさ、限りある残りの人生をどう生きるべきか、と考えさせられました。
いい映画です。

それにしてもアン・ハサウェイは作品選びが上手い。
「レ・ミゼラブル」の演技で度肝を抜かれて以来のファンですが、ほんとに素晴らしい演技力。
そして今回の相手役のパトリック・ウィルソン(アクアマンの弟役の人)もとてもいい。
ハンサムなだけじゃない、知的で、ナチュラルな優しさと男らしい行動力が素敵。

Mariko