パッセンジャーズのレビュー・感想・評価
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パッセンジャーズ
「アザーズ」を観る前だったら★4
どうしても伏線の張り方やオチに至るまで比較して観てしまった。。
成仏できない人の心理を定義しているような作品ですね。
前半で臨床経験の少ない未熟なセラピスト役を丁寧に作り、そのもどかしさに航空会社の策謀を絡めるストーリーは、矛先を逸らす仕込みとしてはすごく良いです。
ってか、エリックってあの飛行機の中で恋愛が始まり、その相手との関係が現世の心残りで、恋を実らせることが成仏になるわけですよね?
そう考えて観ると冒頭から積極的にクレア(アン・ハサウェイ)を口説くのも納得。
ただお世辞にもハンサムとは言えない3枚目のハゲなので、「お前みたいなハゲにアン・ハサウェイが落ちるわけないだろw」と突っ込み入れながら観てたら、物語中盤...落ちとるやないかい!(怒)って何故かショックを受け悔しい気持ちになるっていうね。
しかもベッドインしたりして、死人のアクションとしては随分と何でもありな部類ですね..。
【”乗客名簿。”今作は、鑑賞前にネタバレサイトを見ると(というか、鑑賞前にネタバレサイトを見るかな?)魅力半減、見なければ予想の遥か斜め上を行く魅力ある映画である。】
■飛行機事故の生存者5人のセラピーを請け負ったクレア(アン・ハサウェイ)。
だが事故の新事実を口にした者は姿を消し、さらに自身は航空会社の者アーキン(デヴィッド・モース)に尾行され、不可思議な男性生存者エリック・クラーク(パトリック・ウィルソン)に言い寄られる。
真相を追えば追うほど深みにはまり、クレアは我を見失っていくが、エリックと一線を越えてしまう。
◆感想
・冒頭から、観客にトリッキーな映像を見せる少しズルイ映画である。
ー 墜落直後の飛行機の残骸の中をフラフラ歩く、エリックの姿。ー
・場面は一転して、僅かな生存者達にグループ・セラピーをするクレア。だが、参加していた人たちは、一人又一人と消えていく。
ー この辺りの描き方が巧いのであるが、”生存者達は、自分が既に死んでいる事に気付き、天に召されたのである。”-
・矢鱈と明るいエリックの姿に、最初は違和感を感じるが、ラストのエリックとクレアが墜落前の飛行機内で隣同士で交わした会話に納得する。
ー そして、お互いが既にこの世にはいないのに、それに気づかず、情を交わす二人の魂・・。-
・更に言えば、航空会社のデヴィッド・モース演じるアーキンが、クレアに付きまとう姿も、ラストの飛行機内の彼の姿を見ると納得する。
ー 彼は、操縦士がっだが副操縦士に捜査を任せた事で起こした事故に対し、深い後悔を持っていたのである。-
<今作は、世間的な評価は高くないが(矢張り、最初の見せ方かな。)私は、ヒューマンサスペンスの逸品ではないかなと思った作品である。
私の好きなテーマである”この世とあの世”を上手く描いた作品だと思ったからである。>
気付かせる色々な方法
事故後の話しなので、飛行機が墜落してパニックになるような映像的な刺激はないまま始まります。最初からミステリーと思って観ることにしました。
少し固い感じのアン・ハサウェイ。会話が噛み合わず四苦八苦。お誘いは困るんだろうけど、事務的な対応すぎて私だったら相談する気になれないな...カウンセラーってそんな感じでしたっけ?新米だからかな。
そして男はくどい。しかし、くどいには大きな理由がある。まぁこれが現実だったらナンパに困って担当者を代えるか注意されると思うけどな。そして近所のお節介おばさんも含め、会話がビミョ~にズレてるシーンばかりで正直つまらない。男が飛び降りるシーンは「バーディ」のラストみたい。しまいには自分にはない行動力に魅かれたのか関係もってしまう有様。真相を知りたいって気持ちよりイライラしながら観てました。
面倒な会話はうまく逸らす…よくある接し方ですが、それでも違和感が続き苦悩する主人公。
62分頃、空港で口論してたのに振り向いたら居ない・・・ここで主人公は実はどんな状態だったか気付く人もいるはず。そして70分頃の電車シーンで「なるほどね」この映画の演出に気付くでしょう。
インパクトあるシーンがなく、かつメリハリを弱くしたのは死者への気遣い...優しい演出なんだと思いたい。
アン・ハサウェイはまるで人形みたい。憧れる人・嫉妬する人と多いだろうなぁ。
一度目で意外な展開に驚かされ、二度目で納得・感動させられ、複数回楽しめる美味しい映画です
ロドリゴ・ガルシア監督(愛する人等)による2008年製作のアメリカ映画。
原題:Passengers、配給:ショウゲート。
最後の方まで全くこの展開は読めず、ただただビックリで、もう一度見直してみる展開となった。再見してみて、成程よく出来た、ヒトの本質的な希望を浮き彫りにした温かみを感じさせるストーリーの映画と感心させられた。
溝口監督の雨月物語という傑作映画を思い出した。あれは恋愛も知らずに死んでしまったお姫様が死にきれず幽霊となって、生きている男の主人公と関係を結ぶものであった。こちらは、心理学等学問ばかりの堅物で恋愛にも仕事にも臆病なアン・ハサウェイ演ずる女性が飛行機事故で亡くなったが、魂?は死にきれず、両方を体験しようとする物語であった。恋愛相手パトリック・ウィルソンも含めて、登場する人物すべてが既に死んでいる人間というのが、画期的というか大きな驚きの脚本であった。
ハサウエイが事故後の心理的カウンセリングを行い、恋のお相手でもあるウィルソンは証券会社に勤める仕事人間(部長)。ずっと絵を描きたいと思っていたがそれも叶わず飛行機事故で亡くなってしまう。その残念さゆえか、彼はハサウエイ訪問時に絵を描いていた。壁いっぱいに貼られた紙に、楽しそうに青い絵の具を塗りつける姿が何とも微笑ましい。
彼はハサウエイを積極的にくどいて、2人ともヘルメット無しでバイクに彼女を乗せて走行、更に夜の冬の海へボートを出す。ウイルソンは海の中へ飛び込んだが浮かび上がらず、心配したハサウエイも飛び込み、水の中で抱擁し、その日2人は結ばれる。再視聴で、ヘルメット無しや、冬の冷たい水中での抱擁に、きちんとヒントを示していたなと、納得がいく。
ハサウエイは、職業人として未熟なため上手くいかない部分もあるが、カウンセリングの仕事にとても熱心に取り組む。その美しさにはウイルソンでなくても目を奪われるが、男性に対しての臆病さ、カウンセリング相手と一線を超えてしまったと恩師に懺悔する等、生真面目さが上手く表現されていた。バットマンやアリス映画での彼女とは全く異なるタイプの主人公がそこにいて、素晴らしい女優だと再認識させられた。
また、再見で初めて気がついたが、身につけている衣装は喪服の様な黒基調のものばかり。それがまた、とても似合い、目や口が大きすぎて正統派美人とは思えない彼女の美しさをとても良く引き立てていた。
ウイルソンが自分の状態に気が付いていくプロセスは、実に興味深く描かれていた。何度も登場するイヌは、昔飼っていて死んだイヌにそっくり。高いところから飛び降りてもへっちゃら。道に飛び出しても、車は衝突寸前に止まり。半信半疑で、線路上に出てみても列車は彼を跳ね飛ばさない。それで、ようやく彼は自分が死んでしまっていたことに気づく。そして、思い出す。墜落した飛行機の隣席にハサウエイが座っていて、楽しく会話して姉妹の存在も聞いていて、再会の約束をしたことを。こうして、2人は死後に再会することになった。
何とも切ない展開で、2人の思いに心をうたれる。
ハサウエイは心残りだった恋愛と仕事両方を体験でき、かなり安心して?旅立てわけであるが、ずっと気にしていた姉との仲違いの解消は、死んでしまったヒトと生きている人間は交流出来ないというお約束ごと?のために、果たせなかった。映画はラスト、姉が彼女の部屋で、残っていた手紙を読むことで、その仲違いを解消する。とても優しい気遣いの有る優れた脚本と感嘆・感動させられた。
製作ケリー・セリグ、マシュー・ローズ ジャド・ペイン、ジュリー・リン、製作総指揮ジョー・ドレイク、ネイサン・カヘイン。
脚本ロニー・クリステンセン(ドクター・エクソシスト等)、撮影イゴール・ジャデュー=リロ。
美術デビッド・ブリスビン、編集トム・ノーブル、音楽エド・シェアマー。
アン・ハサウェイ(クレア・サマーズ)、パトリック・ウィルソン(エリック・クラーク)、デビッド・モース(アーキン)、アンドレ・ブラウ(アーペリー)、クレア・デュバル(シャノン)、ダイアン・ウィースト(トニ)。
まさかの原因は…
prime videoにて字幕版鑑賞。
あらすじを確認するつもりが…うっかりネタバレを読んでしまったのですが、人物関係はラストまでわからなかったので普通に楽しめました。
あの原因はイチャコラですか!?笑
いやぁ~、騙された!
いやぁ~、騙された!!
アン・ハサウェイ主演のサスペンス映画というので観てみたら、まんまと騙される映画だった。映画で騙されるのは楽しい…(笑)
映画紹介には「セラピストの女性が、旅客機の墜落事故で奇跡の生還を遂げた5人のカウンセリングに当たる。しかし事故に関する証言は、航空会社による公式発表と食い違っていた。真相に迫る彼女はやがて、自身が陰謀に巻き込まれていることに気づく…」などと書かれていて、このセラピスト女性がアン・ハサウェイ。
そして、一人の生存者男性が、彼女にアタックして…という恋愛的な面もある。
航空機事故の陰謀ものに見えたり、恋愛映画に見えたり、サスペンスっぽく見えたりして、気軽に楽しめる娯楽作。
観終わって、ミステリー映画好きには既視感をおぼえる映画ではあるものの、尺もさほど長くないので、「ちょっと気軽に映画が観たい…」という時に観るには良いかも知れない。
存在
コロムビア出身の
ロドリゴ・ガルシア監督
本作が、初のサスペンス・スリラー
旅客機の墜落事故から始まる物語。
5人の生存者の
セラピスト役で登場する
アン・ハサウェイが美しいです。
物語が、進行中
「ひょっとして、これは・・・」と
気付く方もいるかも知れませんね。
鑑賞後、必ず もう一度観て
「なるほど・・・」となる作品。
知ってしまった 秘密とは?
衝撃的なラストシーンで号泣。
ニコール・キッドマンの
「アザーズ」が 浮かんできました。
航空機事故直後から始まる。なかなか斬新。 生存者のセラピストとなる...
航空機事故直後から始まる。なかなか斬新。
生存者のセラピストとなる主人公クレア(アン・ハサウェイ)
なんかやばそうな生存者たち、その他の人々。いつクレアが襲われるのかドキドキ。えっ、そうなんの?(笑)
そしてとうとう明らかとなる衝撃の真実。でもなぜか驚きより疑問の方が勝ってる感じ。短くて見やすいのは良い。
TVO吹替版鑑賞
当事者と傍観者
生存者5名の飛行機事故が起きる。
セラピストのクレアは、生存者の心のケアのため真実に近づこうとするが、誰かに尾行されていたり生存者が次々と消えていったりと不可解なことが起こり続ける。
飛行機事故の原因とは?航空会社は何を隠そうとしているのか?
アン・ハサウェイが出てるからという軽い理由で鑑賞。
セラピストのクレアが航空会社の不正を暴く!的な映画だと思っていました。
正直、ラスト以外はずっとイマイチで、何が伝えたいのか分からず、イライラと退屈ですぐにでも観るのを辞めたかった。
ストーリーにも入り込めず集中して観れない。何だこれ?
「久しぶりに自分に合わない映画引いちゃったな」と思っていたら、ラストのあの瞬間で一気に視点が180℃回転した。
なんだ〜、そういう話かぁ。そうなら早く言ってよぉ〜。
それならば、無駄に長いラブシーンも謎の登場人物たちも納得ですわ。
でもさ、もう少しヒントくれないと。
自分がしっかり観てなかったからなのかもしれないけど、危うくリタイアするとこだったよ。
最後に詰め込みすぎなんだよね。
もう一度観たいとは思わないけど、あくまでも飛行機事故についての物語。
最後は少しうるっときてしまったし、何よりはじめは微妙だったアン・ハサウェイが、最後はいつものように輝いていたのが良かったわ。
患者が消えていくミステリー
アンハサウェイ扮するセラピストクレアサマーズは、墜落機の生存乗客を担当する事になった。そりゃあ誰でもアンハサウェイの様な美人がセラピストなら治療よりも夢中になってしまうのは無理ない事だろう。異常者と思しき患者と夜を共にする治療は最高だよな。死を受け入れるための患者が消えていくミステリー。
ネタバレを絶対見てはいけない映画
セラピストが患者の家に行ったり、一緒に食事をしたり、バイクでタンデムしたり、挙句には一線を超えてしまったりと、ありえない行動に不自然さは否定できないが、ミステリータッチの展開に 面白さを感じつつ見入っていた。
特に、彼女の患者や彼女に関わっている人間がみんな怪しく、どんな展開になるのか、途中まではかなり引き込まれてしまった。
ただ、後半に入ったあたりから、もしかして「シックス・センス」のパターンなのかと思い始めてしまった。
案の定、彼女も墜落した飛行機の乗客の1人であったことが判明する。つまり、彼女も亡くなっていたんですね。
結局、彼女を含め、生き残った人はまだ成仏できてない人たちだったんですね。
驚愕のラストではあるが、私のようにすでに「シックス・センス」を見ている人にとっては、驚愕度は半減かな。
この墜落事故が、飛行機の故障(爆破)によるものだったのか、操縦士が席を離れたせいだったのか、結局分からずじまいだったのがちょっと消化不良気味だ。
卑怯だよね笑
観たことあったはずなのに、完全に忘れていたので初見のように観れるという。。だんだん映画の記憶力が怪しくなってきている。
どうだろう。評価しづらい映画。
決しておもしろくないわけではない。クオリティもある。でも、やっぱりストーリーの禁じ手スレスレというか、そもそも隠しコマンド使ってチート状態からストーリーをはじめているというか。簡単に言ってしまうと、卑怯だよね笑 もちろん酷く批判して言っているわけではない。この手法を選んでちゃんと作品を構成している。
最近、減ったけど、シックスセンスはじめ、衝撃の結末みたいなの流行った時期あった。ひどいのも多々あったと思っているけど、その点これはちゃんとしてるほう、だと思う。
やたら距離詰めてくる変な男と不気味な隣人がまさか最後はこんなにじん...
やたら距離詰めてくる変な男と不気味な隣人がまさか最後はこんなにじんわりあったかい気持ちにさせてくれるとは。
おそらくクレアも飛行機の乗客だったんだろうなというのは予想できるしどんでん返し好きな人なら結末にも途中で気付けると思う。
サスペンスだと思って見ると期待外れかもしれないが見て良かったと思える映画だった。
最後はちょい驚き、
途中は、正直、「どうなんの?、だから、どーなんの?」って思ってたけど、、、最後まで見てたら、、、驚きつつも「よかった」という感想。
途中のちょっとグダグダしたとこからの「え、そうだったんだ」ってのが、ギャップあって、結論、「ほおー、なるほど」と。
とりあえずアン・ハサウェイはかわいい
面白くはあったのだけれど、最後の展開には「あ、そっち?」と消化不良が否めない。人間には越えられない何かがストーリーを歪めた気もする。
あ、あっち系か〜と。
PTSDのカウンセラーとしては、傷口に塩、的な事しかしてねーな。
個別カウンセリングたって、患者の家に行くのって普通は無しでしょ⁉︎
案の定、すぐ関係持つし!
って、いまいち乗れずに退屈に観てたら、
途中で、もしかして、あっち系?って。
そしたら、やっぱりあっち系でした。
生前に伝えたかった気持ちのエピソードの描き方が、ちょっと弱すぎ!
墜落とエリックにどんな因果関係があるの⁉︎って観てたのになー。
まー、しょーが無い。
しかし、明日は我が身。
いつ死んでも良い様に、悔いは残さぬ様に生きねば。
成仏願います!
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