劇場公開日 2009年2月14日

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「監督の想いにも、このタイミングでのテレビ放映にも…」ディファイアンス KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0監督の想いにも、このタイミングでのテレビ放映にも…

2024年2月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「ラストサムライ」では渡辺謙の役を真田広之
がやってくれていたらとの想いがあり
少し残念だったとか、
また、「グローリー」での主人公が己の決断を
神に確かめるような仕草が印象的だった
記憶が残る中、
エドワード・ズウィック監督作品として、
また、ナチスに抵抗する場所が、
今回のロシアによるウクライナ侵攻の
片棒を担いでいるベラルーシが舞台という
設定に興味をそそられ鑑賞した。

ストーリー自体は、困難の中、
お互いに成長して、また相互理解を遂げる
友情(ここでは兄弟)物という
ありがちな話で目新しさはなかったが、
600~700万人が虐殺されたと言われる中、
森の中にコミュニティを作って生き延びた
ユダヤ人がいたことや、
ソ連の正規軍とは異なる赤軍パルチザン部隊
が各地に展開していたことを
初めて知ることが出来た。

解説を読むと、映画冒頭の
“これは真実の物語”との表示にも関わらず、
何かと史実との相違はありそうだが、
エンターテインメントに仕上げる手法と理解
出来て鑑賞の妨げにはならなかった。

それにしても、戦争は酷い。
ドイツ側だけに留まらず、
ユダヤ人側の虐殺シーンも酷く、
これらの殺戮の応酬が、まさに
監督が描きたかった戦争の実態・悲劇
なのだろうと思うと共に、
このタイミングでNHKがこの作品を放映
したことにも同じような想いが
あったのではないだろうか。

ウクライナやガザ地区で、
これ映画と同じようなことが行われている
と想像すると、現代への警鐘としても、
こうした過去に行われた負の歴史を
映画の世界でなぞる行為が
今更ながら貴重に思えた。

KENZO一級建築士事務所
こころさんのコメント
2024年2月23日

KENZO一級建築士事務所さん
そうですね。
国民でさえ止める事が出来ない。
恐ろしい事です。
ミャンマーでも兵役を逃れる為に出国手続きを求める国民が殺到しているとの記事が。
誰もが平和を望んでいるにもかかわらず、世界のあちこちで不安定さか増している現実が哀しいですよね。

こころ
こころさんのコメント
2024年2月22日

KENZO一級建築士事務所さん
教えて頂いたNHK「 クローズアップ現代 」、先程見さてて頂きました。戦争が長引く中、命と失う覚悟で戦闘員として戦地に赴く方の重さを改めて感じました。
日本か同じ立場に立たされた時、果たして彼らと同じような行動が取れるでしょうか。本当に恐ろしい事です。

こころ
こころさんのコメント
2024年2月22日

KENZO一級建築士事務所さん
余りにも非情なやり方ですよね。
実はよく分かっていなかったのですが、昨年NHKで放送された、BS世界のドキュメンタリー「 ゴルバチョフ 老政治家の ″ 遺言 ″ 」を見て、なるほど、と。
プーチンの容赦なさが本当に恐ろしい。

こころ
こころさんのコメント
2024年2月21日

KENZO一級建築士事務所さん
コメントへの返信を頂き有難うございます。
NHK「 クローズアップ現代 」、教えて頂き有難うございます。危うく取りこぼすところでした。未だ見ておりませんか、録画させて頂きました。
始めた本人が、最も安全な場所に居て、自国民をも苦しませている。なんという事でしょう。。

こころ
こころさんのコメント
2024年2月20日

KENZO一級建築士事務所さん
今朝の読売新聞朝刊にも前線で戦うウクライナ兵士達の凄まじい現実が誌面に載っていましたが、終わりの見えない辛い戦いですよね。

こころ