「うーん、何か足りないんだよなあ」グリーン・ホーネット うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん、何か足りないんだよなあ
ブルース・リーの出世作として、名前は聞いていた。確かテレビシリーズで、大金持ちの道楽で探偵もどきのヒーロー活動をやっている主人公のおバカなお坊ちゃんを、優雅にサポートする召し使いの役で、大ブレイクを果たしたと聞いた。
そのまんま映画化されたようだが、お坊ちゃん役のセス・ローゲンになじみがないうえに、道楽の正義ごっこがなんともウソくさくて、もう一つ楽しめなかった。今の時代に、中華系の移民で、召し使いになるような貧しい設定が通用するのだろうか。
そして、その召し使いの男のスーパーマンぶりにも、痛快さを通り越して、作り物くささを感じた次第。主人公がどんなヘマをやらかして危機に陥っても、結局このスーパー召し使いが助けてしまうという、単純すぎるストーリー。キャストも豪華な割に、それぞれの役がほとんど印象に残っていない。ちょっと残念な出来だったと思う。
2018.9.6
コメントする