「なぜマサオ君だけ名字で呼ばれない?」死にぞこないの青 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
なぜマサオ君だけ名字で呼ばれない?
珍しく原作読んでた。それは文庫本の帯に「映画化決定」という文字が見えたから。それですぐに映画を観なかったということは、あまり面白くなかったからなのかなぁ・・・
イジメ問題が重要な骨格を成すこの作品。なぜそうなったの?といえるのは政夫君が「いきものがかり」に立候補するも人数が多かったため、話し合いで決めなさいと先生に言われたのにマサオ君が集まりに参加しなかったためか。そこから新任の羽田先生からは何かにつけて彼を悪者にしてしまう。やがて生徒たちにもそれが伝播してイジメへと発展・・・て感じ。
アオの存在は幽霊でもなんでもなく、マサオ君の影の部分に過ぎない。彼を助けようと現われるときには、実際にはマサオ君が行動しているものだったのだ。
イジメ対策に参考になるかと思えば、全然ならない。本人が勇気を出していじめっ子を退治していく・・・なんて『ミスミソウ』の方が面白い。テーマは全くちがいますが・・・
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